学校は、親にとっては子供を守ってくれる場所なはずですが、もはやそんな考えを持てる安全な場所ではなくなっているのかもしれません。今話題になっているのは、ある男の子が学校で壮絶ないじめにあった末に自殺をし、その証拠となる情報を学校が隠蔽しようとしたと言う衝撃的なもの。
この悲しすぎる事件が起きてしまったのは、アメリカのオハイオ州にある、とある小学校です。この小学校に通っていた当時8歳だった男の子が、同級生たちにトイレで殴られ気絶してしまいました。その激しい暴力の様子はしっかりと防犯カメラにも残されていました。
そのカメラが捉えていたのは、暴力の末にこの少年が生きているかを確認するかのように恐る恐る、この子を蹴ってみる子供たちの様子。しかし、この加害者の男の子たちはすぐに助けを呼ぶことはなく、その後偶然通りかかった教職員により発見され介抱されました。
介抱により、その後意識を取り戻した被害者の男の子でしたが、なんとこの翌日にも再び学校のトイレでいじめの標的になったというのです。少年2名に挑発され、水筒を奪い取られてしまったこの少年は、中身をトイレの中に流されそうになってしまいます。なんてことを・・・
この日は、このいじめを受けたあとに、男の子はすぐに学校に報告したそうですが、そのショックが消えることはなく、その後に自宅で首を吊り自殺してしまいました。男の子は、死亡当時まだ3年生でした。ただでさえショックなこの事件、しかしなんとこの学校は、その映像を保存することなく消してしまったというのです。
学校はさらに、遺族に責任を問われ提訴されている裁判で、学校側は訴訟の取り下げを強く求めると同時に、「児童間で起きる暴力沙汰については、学校に責任はない」と発表しています。こんな学校には絶対に子供をいかせたくないですね。