羽鳥慎一アナウンサー(48)が5日、自身が司会を務めるテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演。
連日報道されている公費による安倍晋三首相主催の「桜を見る会」をめぐって、
首相の昭恵夫人の推薦で招待状を受け取っていた人数が13年から今年までの7年間で少なくとも143人だったことについて言及しました。
「桜を見る会」における安倍晋三首相の昭恵夫人の推薦枠が「私物化」と問題視されていることを受け、
野党追及本部のメンバーは今月5日、衆院議員会館の安倍事務所を訪れ、
「アッキー枠」などについてただした公開質問状を渡しました。
共産党の清水忠史衆院議員によりますと、招待されていたのは昭恵夫人が校長を務める講座型スクール「UZUの学校」の関係者、
企画したスキーイベントの参加者、農業や酒造の仲間ら。
“アッキー枠”での招待者について「ホテルニューオータニでの夕食会とは別会場で食事会があった」
と“アッキー前夜祭”の存在も指摘しました。
一方、夫人と親交があるビジュアル系バンド「Versailles(ヴェルサイユ)」のボーカルKAMIJOが、
首相公邸での夫人とのツーショット写真をSNSにアップし、
「久しぶりに首相公邸にお邪魔してきました」と投稿していたことが判明。
15年4月の会に招かれていたことも明らかとりました。
場所が場所だけに野党側は警備上の問題をただしたが、
政府側は「セキュリティー上問題ある場所は遠慮いただくが、公になっている所は特に制限はかけていない」と答えました。
これについて、羽鳥アナは「公邸での撮影、桜を見る会の招待基準などを見ると、公私の区別があいまいなのかなという気がする」と指摘。
同番組でコメンテーターを務める玉川氏は、
「昭恵夫人ですか?もう…はぁっていう感じなんだけどね」とため息をついた上で、
「これも自分に近しい人はいろいろな利益を受けるっていう一環であるわけですよ。全部一緒なんです。モリカケ問題も、自分に近しい人だと国有地が格安で手に入る。自分の刎頸(ふんけい)の友だったりすると長いこと獣医学部の新設が認められなかったものがなぜだか“えっそんな理由で”ってことで認められて獣医学部つくれてしまうというね。今回は親しい間柄であると、自分の宣伝に公邸が使えると」と指摘しました。
この一連の報道にネット上からはこんな意見が寄せられています。
「「公私の区別があいまい」ではなく、「公私の区別が無い」のだと思う。わざわざ「私人」であることを国会で宣言されているのにね。やはり、桜を見る会の貢献や功績は「首相夫妻およびその近辺への」貢献・功績が重要なんだろうな。」
「これまでの、どう見てもおかしな政府の言動…
これは自民党が、1月解散しても、また根強い改憲支持者に対する安心感と今回の大事件を忘れてる民主主義崩壊に対する危機意識の低い国民に対するみくびり、で選挙で圧勝を目論んでいると感じます。
こんな政府を改憲一本で支持し続ける国民に恐怖を感じます‥」
「どうもガードの甘い人ですよね。籠池夫妻につけ込まれたり、自分の写真を利用されたり、立場的にガードを高くしておかないと、「夫の仕事に影響する」ことが分からないのでしょうか?
夫婦で「国会議員」なら分かるのですが、あくまでも「私人」の夫人ですから、前に出すぎるのはダメでしょうね。」
などのコメントが寄せられていました。