女優の沢尻エリカ容疑者(33)と、元交際相手でファッションデザイナーのNAOKI、本名・横川直樹容疑者(38)が合成麻薬のMDMAを共同で所持していたとして、逮捕されました。沢尻容疑者は取り調べに対し、自宅で所持していたMDMAについては「横川容疑者から渡された」と供述しているといいます。
沢尻容疑者と親しい都内の会社社長・A氏は沢尻容疑者が逮捕された際、彼女の無罪を訴える上申書を警察に提出したという情報が出ているようで、A氏によると、ここ1か月以上、沢尻容疑者は薬物を使用していないと。自宅で発見されたMDMAについては、それは横川をかばうためのとっさについたウソで、逮捕された当初は自分のものだと供述していたというのです。
沢尻容疑者と横川容疑者の関係性は、2011年から8年間ほど交際し、一時は沢尻容疑者の母親・リラさんと3人で生活していたようです。リラさんは以前、週刊誌の取材で「彼はとても優しい。私も、もう息子のように接しています」とし、2017年にも「彼とは一緒に住み始めてもう5年。(中略)孫がいれば楽しいですよね。もちろん、エリカが産んでくれればうれしいですけど……」と話し、2人の結婚は秒読みだと思われていました。
ところが、リラさんは今回の沢尻逮捕を受け、捜査員に対し「(娘は)彼氏のものを預かった(だけ)。娘の女優としてのキャリアに全く必要のない人物」と、横川容疑者を切り捨てたというのです。
また、横川容疑者は逮捕の2日前「エリカに申し訳ない。俺の置いていったブツでアイツが捕まるのは耐えられない」「沢尻の薬物は自分のもの」と、3ページにもわたる上申書を書いて警察に出頭したというのです。
実際、沢尻容疑者の尿鑑定は陰性でした。今後、毛髪鑑定も行うということですが、これも陰性だった場合、検察は沢尻容疑者を起訴できない可能性すら出てくるのではとも言われています。
それでは、不起訴となる可能性はどれほどなのか….。弁護士法人・響の西川研一代表弁護士の話によると…
「沢尻容疑者がどのような供述をしているのかにもよりますが、尿鑑定、さらに毛髪鑑定でも陰性ということになれば、彼女の常習性は供述でしか証明できない。さらに横川容疑者も自分のものだと言っているとしたら、自己使用目的の所持での立件は難しくなり、起訴猶予になる可能性もありそうです。また、沢尻容疑者が違法性を認識せずに“サプリか何かだと思っていた”とまで話せば、所持自体を罪に問えず、嫌疑不十分で不起訴になる可能性もある」
不起訴は簡単に言うと無罪ということになるようですが、ただ、沢尻容疑者は過去には違法薬物を使用してきたと供述しているわけなので“無実”かどうかは別の話だと。
沢尻容疑者が、違法性を認識していながら自分が使用するものとして管理していたとすれば、検察も起訴すべきと判断するでしょう。しかし、沢尻容疑者の弁護人は業界でもトップクラスの弁護士がついているというのも大きく、不起訴となる可能性は現在、ズバリ50%以上と言われています。
沢尻容疑者の勾留期限は12月6日。検察はどのような判断を下すのか、今後の動向に注目が集まりそうです。