2019年4月、東京・東池袋で当時87歳の飯塚元院長が運転する乗用車が暴走し、母子が死亡するなどそのほか10人の負傷者を出す事件が起こりました。
警視庁交通捜査課が来週にも自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で、
車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(88)を書類送検する方針を固めたことが8日、
捜査関係者への取材で明らかになっています。
乗用車を運転していた飯塚元院長は、事故を起こした当日、現行犯として逮捕されず、
元官僚であったことから物議を醸し「上級国民」という言葉がネット上を中心に拡散されることとなりました。
また、先日発表されたユーキャン新語・流行語大賞の候補にも挙がっていました。
そんな飯塚元院長ですが、ようやく書類送検されることとなりました。
そして11月9日、飯塚元院長がJNNの取材に答えたインタビュー映像が公開されると、
こちらもネットを中心に拡散されることとなりました。
飯塚元院長はインタビューで、
「安全な車を開発するようにメーカーの方に心がけていただき、高齢者が安心して運転できるような、外出できるような世の中になってほしいと願っています。いつも申しあげているように、本当に被害者の方に申し訳なく思っております」と言及。
飯塚元院長は車の性能の改善が必要だと主張しました。
これを受け、同日、政治評論家の加藤清隆氏は自身のツイッターで、
池袋で暴走事故を起こし、母子を死亡させるなどした飯塚幸三がTBSのインタビューで「安全な車を開発するようメーカーの方に心がけていただき、高齢者が安心して運転できるような、外出できるような世の中になってほしい」。これじゃ丸っ切り被害者面。書類送検されて、実刑どころか不起訴か。悔しい!
ADVERTISEMENT — 加藤清隆(政治評論家) (@jda1BekUDve1ccx) November 9, 2019
「池袋で暴走事故を起こし、母子を死亡させるなどした飯塚幸三がTBSのインタビューで「安全な車を開発するようメーカーの方に心がけていただき、高齢者が安心して運転できるような、外出できるような世の中になってほしい」。これじゃ丸っ切り被害者面。書類送検されて、実刑どころか不起訴か。悔しい!」
とツイート。
さらに、作家の百田尚樹氏はそれを引用した形で、
要するにこのクソジジイは、「アクセルとブレーキを踏み間違えても人を轢き殺さないような車を作れ!」と言ってるわけか。「でないと、ワシは安心して車を運転できないじゃないか!」と。
人として終わってる。 https://t.co/hhMZlwKX7rADVERTISEMENT — 百田尚樹 (@hyakutanaoki) November 10, 2019
「要するにこのクソジジイは、「アクセルとブレーキを踏み間違えても人を轢き殺さないような車を作れ!」と言ってるわけか。「でないと、ワシは安心して車を運転できないじゃないか!」と。人として終わってる。」
などとツイートしたのですが、これらはいずれも反響を呼んでおり、
多くのリツイートと「いいね!」を集めています。
捜査関係者によると、飯塚元院長は当初、
「ブレーキをかけたが利かなかった。アクセルが戻らなかった」などと説明。
車の機能検査の結果、異常は確認されなかったのですが、その後、
「ブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性もある」と話しました。
こうした状況を踏まえ、警視庁は運転操作ミスが事故原因と結論付けたといい、
書類送検する方針を固めたといいます。