10 月22日に行われた即位礼正殿の儀で、ファーストレディ・安倍昭恵さん(57)の袖が拡がった白色のワンピースが「ドレスコード違反では」「TPOを考えて」などと批判の声が上がっています。そこで、ドレスをデザインしたデザイナーの継枝幸枝(つぐえだゆきえ)氏が一連の騒動について言及しました。
一時はTwitterのトレンドに昭恵さんの名前が入るほど話題となった“膝丈ドレス”問題。ご本人はまるで気にかけていない様子ですが、昭恵さんのドレスをデザインしたデザイナーの継枝氏は「なぜ、ここまで騒動が大きくなってしまったのか正直わかりません」と困惑したように話しました。問題のドレスは白のワンピースで、袖の部分が膨らんだ特徴的なデザイン。座ったり、万歳をしたりすると膝があらわになることから、ネット上では 「世界の賓客に恥ずかしい」「誰も止めなかったの?」などの批判が上がりました。
大勢の参列者の中でも一際目を引くデザインですが、大騒動の原因になった服はどのようにして作られたのでしょうか。記者が幸枝氏にインタビューを行いました。「テレビを見て初めて、昭恵さんが私のデザインした服を着て下さったと知り、驚きと同時に嬉しかったですね。あれは私が作った洋服の一つ。今年7月、彼女に似合いそうな物を何着か見せると、あのドレスを“これ良いですね”と言われたのを覚えています」ファーストレディお抱えデザイナーの一人になった継枝氏ですが、昭恵さんと知り合ったのはパーティーでだったといいます。
「昭恵さんと知り合ったのは2~3年前でしょうか。10年以上前からのお客様で、友人でもある元衆院議員の藤野真紀子さんのパーティーででした」それ以降、昭恵さんから依頼が来るようになったといいます。「昭恵さんから“外交で海外へ行く予定があるんだけど、お願いできるかしら”と電話がきたり、私のサロンにいらっしゃることもあります」このドレスは、8月のアフリカ開発会議の直前に、昭恵さんに合ったデザインとサイズで作られたものだそうですが、「ドレスコード違反だ」という声について継枝氏は説明しました。
「明るい色が好ましいとされているので、あのドレスの色合いは皇室行事でもお召しになれます。ミニスカートといわれていますが、膝が隠れる程度の丈があるし、そもそもミニスカートがダメという規定はありません」そこで継枝氏は、即位礼正殿の儀の翌日、自身のサロンのHPに昭恵さんが着たドレスの写真を掲載したといいます。すると、「テレビ局から取材の依頼がありました。でも、世間で大騒ぎになっているとはまったく知りませんでした。知り合いからネットで騒ぎになっていると聞いた後から電話が鳴りやまず、事務所に直接来るマスコミもいたのです。そこで相当悪い意味で世間を騒がせていると気づきました」
そこで、テレビ局の取材に対して今回と同様に答えた継枝氏に批判が殺到したといいます。「テレビで“デザイナーが反論!”と大げさに取り上げられたため、事務所に一般の方からクレームの電話が入るようになりました。早く事態が落ち着いて欲しいと切に願っています」今回、一連の騒動に対して継枝氏が語った意見に、ネット上では「デザイナーが何と言おうと、見ていたこっちが気分が悪い。」「規定は最低限のルール首相夫人の最上級儀式出席の為の服装はそれ以上の考えが当然必要となってきます」「今回の式典に着て行って良いと思うならこのデザイナーは他の大した人に付いてないのでは」「国の指導者たる夫の立場への自覚に欠けあそこまで周囲を気にせず自己中な独りよがりだと流石に引くわな。」などの批判の声が寄せられています。各メディアではデザイナー達が批するコメントを出すなど、しばらく昭恵さんの話題で盛り上がりそうです。