日本を代表する人気アイドルグループ「嵐」。そんな嵐の公演チケットを高額で転売したなどとして、大阪府警サイバー犯罪対策課は今月24日、チケット不正転売禁止法違反容疑などで、札幌市白石区の保育士の女(24)を書類送検しました。これは全国初の方の適用になります。
この「チケット不正転売禁止法」は今年2019年の6月に施行されましたが、同課によると、今回の逮捕及び書類送検の適用は全国初だそうです。この女の送検容疑は、転売目的でインターネット上に定価を超えるチケットの販売価格を載せ、実際に販売したというものです。
その内容とは、今年の6月と9月の2回、専門学校生の女性(19)=三重県=ら3人を対象に、チケット4席分(定価計3万2000円分)をなんと計42万3000円で転売した疑いが持たれています。女は、もともとの購入者の身分証明書を偽造し、女性ら3人の顔写真を貼らせて、入場時に提示させたといいます。
これについて女は「嵐の(2020年末での)活動休止が発表され、チケットが高く売れると考えた」と容疑を認めており、送検容疑を含め10公演17席分を転売したことを認めました。2020年に休止が決まっている嵐は現在チケットがどんどん高騰していることを知っての犯行だったそう。
また、同法は、アイドルや海外アーティストの人気公演チケットの転売が問題となる中、来年の東京五輪・パラリンピックの開催を見据えて整備され、6月14日に施行されたものです。転売禁止が明記され、本人確認などが行われたチケットを定価超の価格で転売する行為などを禁止したもの。
この方によると、違反者には1年以下の懲役か100万円以下の罰金、またはその両方が科されるとされています。人気アーティストのチケットは非常に倍率が高く、多くの人が二次販売を検索し、その驚愕する高価格に諦めた・・・という経験があるのではないでしょうか?
東京オリンピックはどうなるのか・・・