お笑いタレントのゆってぃさんこと藤堂雄太さんが3日、都内で行われた舞台『素敵なカミングアウト』の制作発表会見に参加しました。本名での出演について「恥ずかしい」と正直に打ち明けたのです。ゆってぃさんの意外な一面と本名での活動に驚くファンが多いようです。
本名活動は12年ぶり
「ワカチコ、ワカチコ」というネタでおなじみのゆってぃさん。同舞台が初の舞台出演となるという。「台本を読んだときに、こんなにせりふ量が多いんだ、と」と苦笑い。普段はピン芸人として活動しているため、人が書いたせりふを覚えるのに苦労しているそうです。それでも、けいこ初日には台本なしで演技をしていたと共演陣が明かすと「うちの事務所の社長が『とにかく迷惑を掛けるな』と。失礼のないように覚えてきた」と照れていました。
父にゲイをカミングアウトされる長男を演じます。本名での活動は「12年ぶりぐらい」と話し、「本名はとても恥ずかしいです」と正直に告白しました。その理由は「だいたい藤堂に名前負けしている。雄太もオスに太いで勇ましい。全てが名前負けしている。ゆってぃのままのが、なんとなくやりやすいですね」と苦笑いで説明していました。
本名での出演は事務所が決め、今後の俳優活動は本名でやるような流れになりそうだそうです。ただ、ゆってぃさんも事務所主導でつけられた名前だそうで「全部、決められたもので僕は動いてます。全てがレールひかれて『ありがとうございます』という感じです」と笑っていました。
また、ゆってぃは主演の元BOYFRIENDのヨンミンさんとクァンミンさんに“おもしろいギャグ”を伝授することになり「おもしろい、とハードルを上げないでください」とボヤきながら「ワカチコ」と教えていました。国際展開したギャグを見て、スペシャルゲストとして参加したクリス松村さんは「これでダンディ坂野さんを追い越せるかも」と促すと、ゆってぃさんは「黄色い背中を追ってます」と返し、笑わせました。
期待高まる舞台
同舞台は母に先立たれた苫米地家の物語です。ある日、父が再婚するという報せを受け、久々に家族全員で食事をすることになり、ホテルのラウンジに集ま流のですが、そこで父がゲイであることをカミングアウト。そこへ父の婚約者が結婚のあいさつへやってくる。動揺を隠せないきょうだいたちが織りなす誤解とウソ。人生の皮肉に立ち向かう家族のこっけいさを描いたワンシチュエーションファミリーコメディとなっています。ゆってぃさんのこと藤堂雄太さんの俳優としての活躍も見所ですね。