アメリカのごく平和な家庭に野生のピューマが侵入しました。
肉食動物であり、一見怖そうなピューマですが、逆に人間を恐れてしまいトイレに閉じこもってしまうという珍事件が発生しました。
ピューマに突然遭遇
事件はアメリカ・カリフォルニア州ソノーラの民家で起こりました。
その民家に住む老夫婦は玄関のドアを開けっ放しにしたままテレビを楽しんでいました。
その時、何かが閉まる大きな音を聞きつけたあと突然ピューマに遭遇しました。
最初は混乱したものの、84歳の夫は近くにあったピューマの尻尾をなんとおもしろ半分で軽く叩きました。
体を触られたこと、夫婦の動作に気づいたピューマは慌てて二階にあるトイレへと駆け込み、引きこもってしまう事態となりました。
老父婦は別の部屋へ施錠して安全を確保したのちに警察へと通報しました。
そして警察が駆けつける
駆けつけた警察はトイレの窓を壊してピューマが逃げるよう促しました。
そして窓から逃げ出した後のピューマの目撃情報は寄せられていません。
ピューマは非常に優れた運動能力の持ち主です。
視覚、聴覚、ジャンプ力、泳ぎ、木登りとなんでもできます。
また、小動物、大型動物、魚やカタツムリ、昆虫や爬虫類などなんでも食べます。
性格は温厚なので、人間を襲うことは滅多にないそうです。
カリフォルニア州の魚類野生生物局の職員が
「ピューマに襲われる確率よりも落雷に当たる確率の方が1000倍高い」
と述べたほどです。
老夫婦によると、ピューマは近所のペットを追いかけて迷い混んだ可能性があり、もう二度と玄関を開け放しにしない、とコメントしています。
一方でランニング中にピューマに襲われた男性
アメリカ・コロラド州でランニングをしていた男性が、背後に物音を感じ振り返るとピューマに襲われたとのことです。
男性は手足を噛まれながらも、ピューマを振りほどいてピューマを絞殺しました。
襲いかかってきたピューマは生後一年未満の36キロと小柄であることが救いでした。
ピューマは比較的温厚ですが、たまたまランナーがピューマの狩猟本能を刺激してしまったことが原因と考えられています。
北米では過去100年にピューマに襲われて人が亡くなった例は20人にも満たないそうです。
まとめ
日本では野生のピューマは生息していませんので安心できますね。
もしも海外、特にアメリカ周辺へ行く予定の方はピューマを見ても慌てず後ずさりして逃げるようにしてください。