9日放送のテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎週月曜深夜0時20分~)に、お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太さんが出演しました。2ヶ月半芸能界を疾走した際の裏側と、相方・西野亮廣さんとのコンビ愛について明かしたことで話題になっているようです。
心身症
2003年、レギュラー番組を抱えながら2ヶ月半芸能界から失踪した梶原さん。誰にも会いたくないと携帯電話をオフにし、さらに3日間全く記憶が無い状態まであったというから、かなりひどい状態だったことが伺えます。
たまたま携帯の電源を入れてみた時に、FUJIWARA・藤本敏史さんから「戻ってこいとは言わん、とにかく休みや」と病院に行くことをすすめられその言葉に従ったところ、心身症という診断がされたそうです。その時に、対人恐怖や記憶喪失などの症状がでていたことが判明したのです。
一方梶原さんの失踪中、「もう別のコンビをやっているんだろうな」と相方・西野さんについて考えていた梶原さんの予想とは正反対に、ピンでの活動すらせず、レギュラー番組も「キングコング」として欠席していたという相方・西野さん。「それをやってしまうと梶原が戻ってこれなくなる」という相方への思いからの決断だったというのです。
大きな迷惑をかけたゆえ、西野さんに久々に会う時には体が震え、「殴られてもしゃぁない」という気持ちで土下座をしたという梶原さん。しかしなぜか上半身裸でギターを抱えて梶原さんを待っていた西野さんは「ええで」とさらりと一言言っただけだったのだそうです。その時の光景を、相方・西野さんが梶原さんを気遣うゆえ「ボケでしてくれた」優しさだったと、梶原さんはしみじみと口にしたのでした。
また、YouTuber・カジサックとして活躍する梶原さん。きっかけは2015年にレギュラーの席を得た関西テレビ放送の「快傑えみちゃんねる」の司会で大先輩の上沼恵美子さんから「あなたはスターになれるよ。あなたはスターにならないといけないよ」と激励されたことだったことも明かしました。「何がしんどくて何を悩んでいるかを整理することが大事。周りに相談することで飛ばず(失踪せず)に済むと思います」という重みのある言葉に、スタジオが大きく頷いていました。
コンビ愛
梶原さんのように突然精神的に参ってしまう芸能人は少なくありません。最近ではジャニーズのグループからもパニック障害の方が何人か休業していますし、ナインティナインの岡村さんも心の病でしばらく活動していませんでした。人気絶頂での活動休止をしても、今こうしてキングコングがそれぞれいろんな方面で活躍できているのは、切っても切れない『コンビ愛』の賜物なのでしょう。