自動車鈑金塗装のお店・佐々木ボディー(@sasabode)のInstagramが、小学生の息子さんの『夏休みの自由研究』を公開。
「最高です」「内容に吹き出さざるを得ない」と好評を博しています。
息子さんが自由研究のテーマに選んだのは、『宿題を最後の日まで残しておいた時の家族と自分の反応』
夏休みの自由研究を残したまま最終日を迎えてしまった息子さんは、力業で解決することを選んだのでした。研究結果は、こんな書き出しから始まります。
この研究を始めた理由は、「毎年、宿題を10日ほどで終わらせていたけど、今年は最後まで宿題を残してしまった場合の、家族と自分の気持ちを調べてみたかったから」です。
夏休み初日から残り2日になるまでの自身と家族の様子を、息子さんはノートに記録していました。
【初日】
夏休みも始まり、気分はウキウキで宿題のことはまったく頭にない。
【2日目から4日目】
どんどこキャンプに行った。
とても楽しく、宿題のことなどまったく頭にない。
【5日目から8日目】
プールに行ったり、ミツバチを見に行ったりして、毎日が楽しすぎて宿題のことなどまったく頭にない。
【9日目から13日目】
七夕祭りに行ったりプールに行ったりして、楽しすぎて宿題のことなどまったく頭にない。
【14日目から18日目】
100㎞徒歩の旅に出発。
旅の過酷さに宿題のことなどまったく頭にない。
【19日目から22日目】
キャンプに行ったり海に行ったり、おばあちゃん家に泊まったりバーベキューをしたり、花火を見たり花火をしたり『おぐにゃん』の家に泊まりに行ったり、夏井さんのかき氷を食べに行ったりし、夏休みで1番イベントがあり、楽しい期間ではあったのだが、次第に夏休みが終わるという恐怖が僕の心に芽生え始めてきた。
【残り3日】
本来なら、朝早くからやらなければならない量が残っているのだが、僕は自由研究のために、宿題に手を付けるわけにはいかない。
なぜか、僕の弟もまったく自分の宿題に手を付けていない。
大丈夫だろうか。
夏休み18日目まで、宿題のことなどまったく頭にない状態‼
夏休みも終盤に差しかかると、ジワジワと焦燥感が湧いてきたようですが…自由研究のために、宿題に手を付ける気配はありません。
しかし、残り2日になると、その余裕も消えかけます。
【残り2日目】
朝、宿題をやらずに学校に行って、先生に怒られる夢を見て目が覚めた。
もう限界だ。変な汗が止まらない。
夏休み残り2日間にして、とうとう精神的に追い込まれてきた息子さん‼
おじいちゃん・おばあちゃん
「ウソでしょ?終わるの?」
お父さん
「お父さんも最後の日に、泣きながらやってたな」
お母さん
息子が「宿題をやっている」とウソをついていたことを知って激怒。お皿を1枚割る。
さらに、夏休みも最終日になると、息子さんに新たな変化がおきました‼
悟りの境地を迎え、自由研究は哲学的な方向に発展。
【最終日】
ぐっすり眠り、朝の10時過ぎに目が覚める。
なぜだろう、最終日にも関わらず、すがすがしい朝を迎えている自分がいる。
宿題は、まったく終わっていないのだ。
なぜか、先生に怒られる夢もまったく見ない。
「もしかして、やっていなくても怒られないんじゃないか??」とすら思えてきた。
そもそも宿題とは、何のためにあるのか。
僕は、何のために生きているのか。
生命は、何のためにこの世に生まれてきたのか。
なぜ人は争うのか。
弟の宿題を手伝っている場合ではないことに気付き、「過去に戻りたい」とノートに書き連ねる息子さん。
タイムリミットが迫る中、最終日の家族の反応は以下のようでした。
お父さん
笑いながら「最後の日に、泣きながらやってたな」という。
お母さん
目が合っても何も言葉をかけてこない。
弟たちの反応
午前中、すごい勢いで自分の宿題をやっていた小学生の弟は、午後になると友達と遊びに行ってしまいました。
「弟の余裕はどこから来ているのだろう」と不思議に思っていた息子さん。すると帰宅後、弟は泣きながら宿題に取りかかっていたのでした。
一方、もう1人の保育園児の弟は、保育園児のため宿題という意味が分からない。
末の弟は、「なぜお兄ちゃんたちが夏休み最終日に焦っているのか」が分からないのでした。
課題を受け取った教師の反応はどうだったのでしょうか⁇
息子さんは、無事に自由研究を教師に提出したようです。
受け取った教師の反応が怖い気もしますが、結果は…。
「夏休みにたくさんの経験ができましたね」
教師は、息子さんの自由研究を受け入れてくれました‼
【ネットの声】
・最高な自由研究です!
・最後に教師の反応も見られる壮大な実験。
・文学的で素晴らしい内容。
・声を出して笑いました。優秀賞をあげたい。
・この自由研究を提出できる息子さんは、将来大物になるでしょう。
夏休みの宿題でハラハラするのも、思い出の1つ。息子さんにとって、いい思い出が増えたのではないでしょうか。