反政府デモが続く香港でついに学生たちまでもが、デモの一環として授業のボイコットを始めました。
学生たちは「どんな処分も受け入れるつもりだ」とコメントし、香港中心部のエジンバラ広場に集まりました。
香港では今、どれだけ深刻な事態が起こっているのでしょうか。
手を繋いで学校を囲み、授業をボイコットする中高生
香港での新学期が始まった今月2日、1万人近くの中高生と大学生が授業をボイコットしました。
警察から市民に向けられた催涙ガス
香港警察は行進の中止を無視した群衆に対して、催涙ガス、ゴム弾、水の大砲を撃ちました。
反政府デモのきっかけの法律改正が通ると…
中国では、習近平国家主席に似ているという理由で、プーさんが禁止されています。
つまり、もし香港でも法改正が適用されてしまうと、プーさんを持っているというだけで中国に連行、拘束することが可能になってしまいます。
これは香港に住む人達に限ったことではなく、観光に行く外国人、日本人にも関係することです。
人口の約1/3の人がデモに参加した
香港の市民は現在約718万人、そのうち200万人以上の人がデモに参加しました。
警察が参加者の目に指を入れる
デモの参加者の目に指を入れた警察官。
突然目に指を入れられた参加者は、口にも入っていた警察官の指を噛みちぎってしまったそうです。
政府批判を遺書に書いた女子大生が自殺
政府に対する批判を壁に書いた後に飛び降り自殺をしてしまった女子大生がいましたが、テレビでは『恋愛に悩み自殺した女子大生』と報道されました。
謎の白シャツ集団が参加者を襲う
デモに参加した帰りみちの電車内、駅に到着した電車に突如白いTシャツを着た男たちが鉄の棒などを持って車内にいた市民に襲いかかりました。
そこには、参加者だけではなく妊婦を含む一般市民もいました。
すぐに警察に電話をした人は何人もいたものの、「なら、自宅にいてください」と言われ、切られてしまったり、やっと到着したと思ったらもうすでに白シャツ軍団はいなくなっていました。
このことから、その白シャツ軍団は地元のヤクザで、恐怖を与えることによってデモに参加しづらくさせるために警察と結託しているのではないかと言われています。
まとめ
こんなことが隣国で起こっているとは想像し難いですが、平和的解決が行われることを祈るばかりです。