24日から25日にかけて放送された、チャリティー番組『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)のメインパーソナリティを、人気ジャニーズグループ・嵐が務めました。嵐は2020年で活動を休止していることを発表していて、今回、相葉雅紀さん(36)がメンバーへ向けて手紙を朗読しました。同番組では以前にも嵐に向けて相葉さんが手紙を読んだことがあり、2004年以来の15年ぶりとのことで、会場にいたファンや視聴者の間で感動を呼びました。
番組終了まで1時間を切った中、相葉さんが手紙を書いてきたことに驚きを隠せないメンバー。このまさかのサプライズに櫻井翔さん(37)は「事前に言ってもらわないと」とツッコみを入れていましたが、相葉さんがメンバーへ思いを込めた手紙を朗読する時には、静かに相葉さんの声に耳を傾ける姿がありました。
相葉さんは冒頭、「2004年の24時間テレビで初めて手紙を書かせてもらって、あの時は手紙を読んだ僕が泣きすぎて何を言ってるのかわからなかったと思うので、前回の反省を踏まえてみんなに伝わるように読ませていただきます。」と少しおちゃらけたところを見せながらも、嵐の20年間の活動を振り返り、嵐のメンバーを「最愛のパートナーです」と語りました。さらに、「メンバーがいたから、僕は成長させてもらいました」と感謝の気持ちを伝えました。
突然の発表となった活動休止についても「僕は休止と書いて“パワーアップ”と読むと思っています。パワーアップした僕たちは、応援してくれるみんなのために、メンバー一人ひとりが愛している嵐のために、近い将来、絶対にグループ活動しようね」と新たな決意を語りました。相葉さんの手紙を聞いたメンバーは、それぞれの思いを明かしました。櫻井さんは「15年前に相葉くんが書いてくれた手紙が、僕にとって、そしてきっとほかメンバーにとっても誓いを立てたようなものだったから。15年前の手紙の文章も引用しながら書いてくれただろうし、もう1回やろうぜってことで」と気持ちが一つであることを話すと、相葉さんも「そう、トップになろうぜってこと。この5人で。ずっと思ってるよ」と桜井さんに答えていました。
嵐のリーダーである大野智さん(38)は「もう本当にこの5人で、けっこういろんなことをやってきたと思うし。そのなかでも5人とも色んな思いがあって。僕のわがままで、ちょっと先に4人に伝えてしまったんですけど…。相葉ちゃんが思うトップ、最後までやりたいなと思います」と改めて決意を語りました。二宮和也さん(36)は「こういうコーナーがあるんであれば、早めに言ってほしかったな、と。トイレに行ったことを深く後悔しています」と会場のしんみりした空気を二宮さんらしく、笑いを誘って明るくしていました。
松本潤さん(35)は「本当にこの4人とここまでやってこれたことがすごくよかったし、これからも本当に特別な4人だと思うので、この人達と月日を重ねられるのがすごくうれしいことだと思いますし。まだ納得してもらってない人もいるかもしれないけど、5人決めたことなので、ついてきてもらえたらうれしいと思いますし。相葉くんの言うトップっていうのが何かわからないですけど、自分たちらしく2020年まで走ろうと決めているので、たくさんの思い出をこれから作っていけたらと思いますので、今後ともよろしくお願いします」と、活動休止を発表した嵐に様々な意見が寄せられたなかでのファンへの想いを語りました。
最後は、相葉さんの「じゃあ、みんなで歌おうか」という呼びかけで、5人の新たな想いを胸にヒット曲「君のうた」を披露しました。会場となった東京・両国国技館では、タオルで顔を覆いながら涙するファンが数多く見られ、SNSでも「相葉ちゃんの手紙に感動した!」という声が上がっています。