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歌手の尾崎豊さんですが、1992年4月に26歳の若さでお亡くなりになりました。あまりにも早過ぎる訃報に、ファンだけでなく日本中が驚いたものです。しかし、その死因にはさまざまな説があるので、まとめてみました。
覚醒剤が原因とする説
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尾崎豊さんの死因として挙げられているのが肺気腫です。これは肺が膨らんだまま、縮まらない状態になることです。一般的には老化によるものや、過度の煙草によって引き起こされます。最近では大気汚染も、肺気腫になる原因の一つとされています。ただし尾崎豊さんの場合は、覚せい剤を使用していたせいで肺気腫になってしまい、死に至ったのではないかと言われています。
その根拠となっているのが、亡くなる前にコンクリートブロックの壁に自ら頭を打ちつけるなどの奇行が目撃されているからです。さらに亡くなった後に調べると、大量のアルコールと薬物反応が出たことからも、この説が有力とされているのです。
他殺説もありました
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尾崎豊さんは亡くなる前に、自宅から離れた場所で全裸の状態で発見されています。実はこの時の尾崎豊さんは、病院で診てもらったところ、命に関わると言われるほどの傷を全身に負っていました。それなのに入院をすることもなく、奥さんと自宅に帰り、亡くなっているのが発見されました。
肝心の他殺説の根拠となるのが、後日「俺が殺した」と名乗り出た人物がいる点です。尾崎豊さんの全身の傷は、この人物が殴る蹴るの暴行を加えたからなどの犯行内容と思われる証言をしています。
それでも司法解剖の結果、他殺ではないと警察が結論を出しています。それにこの件に関して誰も逮捕されていないため、他殺説にはあまり信憑性はないのかもしれません。
奥さんが犯人説?
突然死と言われていたにも関わらず、尾崎豊さんは遺書を残していたそうです。亡くなった時に持っていたバッグの中から発見されました。
尾崎豊さんは、歌手として一躍スターになってからは、忙しさに精神的に追い詰められていたという証言も出ています。しかも尾崎豊さんが亡くなる前の年に、母親が他界する悲しい出来事があったため、自殺を考えていたのではという話もあります。遺書はその時期に用意されたもので、自殺を思いとどまった後もずっと持っていたというのが自然ではないでしょうか。
それでも一部では奥さんが犯人で、遺書は捏造されたものだという説が囁かれました。
尾崎豊さんの死因についてのまとめ
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明らかになっている情報を冷静になって見てみると、覚せい剤の使用により肺気腫になったという説がもっとも有力ではないかと考えられます。真意はともかくとして、未だに尾崎豊さんの死について議論されることもあるわけです。それだけ尾崎豊さんは偉大なアーティストで、死を惜しむファンが多いということなのでしょう。