過去、真夏に多くの人が海へ行き、海水浴を楽しんでいました。
そんな中、悲しいニュースが報じられ、悲しみのコメントが多く集まっていました。21歳の女性が、サメに四肢をちぎられ死亡したというのです。サメはヒトの命を奪う恐ろしい生き物。彼女にいったい何がおこったのでしょうか・・・
ナッソーのすぐ東に位置する北大西洋バハマ諸島の小さな島、ローズ島。ここは夏になると、休暇を過ごす人々で賑わっており、サンゴ礁が広がる美しいこの島に2019年6月下旬、友人たちと遊びに来ていたカリフォルニア州トーランスの一家を大きな悲劇が襲いました。
海に入って遊んでいたロサンゼルスの大学に通う当時21歳の娘が、「人喰いザメ」として知られるイタチザメに襲われたというのです。すぐに気づいた母親がすぐにそこまで泳ぎ、サメを撃退しようと試みたといいます。母親は娘を襲ったサメの頭部に無我夢中でパンチを繰り返したが、そこにもう一頭のイタチザメが出現。
さらに、そのサメが娘の右腕を食いちぎり、鋭くとがった歯で左腕、両脚と臀部に噛みつくと、娘の体からは真っ赤な血が大量にあふれ出し、海水を真っ赤に染めたそうです。出血性ショックを起こした娘はほどなくして意識を失い、母親はその娘を抱え、なかなか来ない救助のボートを待つしかなかったそうですが、全身をボロボロにされた娘はその後、病院に搬送される途中に母親の腕のなかで息絶えたといいます。
愛娘を失った両親は、ABC局の取材に対し、「美しい私の娘が全身血まみれになって息絶えた、その日の惨状が脳裏に生々しく焼き付いて離れません。いまだに毎晩泣いています」とコメントをしていました。
想像もつかないほど恐ろしい。心からご冥福をお祈りします。
では、もし出会ってしまった場合、サメはどのように撃退することができるのでしょうか?
海外では、サーファーを中心に「サメは殴ることで撃退できる」という説があります。事実、その成功例がいくつも報じられてきたのです。しかし、今回母親は実際に何度も頭部を殴りましたが娘を助けることはできませんでした。
これに対し、2人は”襲ってきたサメを追い払おうといくら攻撃に努めても、援護するサメが現れたらとても敵わないこと”について明かしており、やはりサメがでる海には行かないことが一番かもしれません。