参院選で1議席を獲得し、国政政党へと躍進した「NHKから国民を守る党」を率いる立花孝志党首(51)の話題が尽きません。
タレントのマツコ・デラックス(46)が、立花氏やN国党を「気持ち悪い」と評したことに立花代表が激怒しており、新たな火種となっているというのです。
事の発端となったのは、7月29日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)でした。
同番組で“NHKをぶっ壊す”というフレーズが小学生の間で流行しているという話題を取り上げた際に、マツコは
「この人たちが本当にこれだけの目的のために国政に出られたら、それで税金払われたら、受信料もそうだけどそっちのほうが迷惑」と批判。
さらに「今のままじゃただ気持ち悪い人たちだから」「宗教的な感じもあるんだと思うんだよね、“NHKをぶっ壊す教”みたいな。ちょっと気持ち悪いし、この人(立花氏)も気持ち悪い」とぶった切ったのでした。
続けて、マツコは、N国党が参院選で躍進したことについても
「さあ? なんだろう。冷やかしじゃない? もちろん、受信料を払うことに疑問を持って、真剣に思っている人もいるだろうけど、なんかふざけて入れている人も相当数いるんだろうな」と冷ややかな対応を見せました。
マツコの発言を受け、立花氏は東京スポーツの取材に応じて、怒りを露わにしました。
立花氏は、「テレビに出ている人はすべてNHKの悪口なんて言えない。当たり前のことなんですよね。悪口を言った瞬間、CMから出演まですべて飛ぶ。我々が国政政党となったのは国民の声で、全然わかっていない」とあきれ顔。
さらに「立花やウチの党をバカにするのはいいけど、党に投票してくれた有権者をバカにしないでもらいたい」と不快感を示しました。
また8月5日には自身のYouTube公式チャンネルに投稿した動画では、
「スタジオに(自分を)呼んだら? こんな一方的に悪口言うんだったら。いくらでも出てあげるよ」とマツコに宣戦布告しました。
歯に衣着せぬ毒舌コラムニストで知られるマツコですが、いまや各局にレギュラー番組を持つ売れっ子。
特にNHKには特番のMCや紅白歌合戦にもゲスト出演しているとあって、N国党に辛口一辺倒だったのは確かに“NHK・体制側”にも映ってしまいます。
待つこと立花氏の思わぬ場外バトルに、ネット上でも賛否両論、物議を醸しているようです。
ネット上ではマツコに対して、
「国民から選ばれた人を気持ち悪い呼ばわりするのは言いすぎ」
「NHKに物申せる人が現れたのだから、N国党の動向をしっかり見るのが先決」といった声があがる一方、
また立花氏に対してもこんな意見が…。
「場外乱闘している時間があるなら、具体的に政策案を進めてほしい」
「立花代表はエネルギーを注ぐ方向が間違っている」との批判が相次ぎました。
笑顔で「NHKをぶっ壊す!」を連呼する立花氏。
ふざけているようで、被害者の深刻な声を聞いているだけに「我々が気持ち悪いんじゃなく、NHKにヨイショする芸能人が気持ち悪い。そんなのは国民も分かっている」と立花氏は不快感をあらわにしました。
N国党関係者もまた、「どこか場があれば、ぜひ立花とマツコさんの間でNHK問題を論議してもらいたい」と呼びかけていることも明らかになっています。
果たして、マツコVSN国党の直接対決に発展するのでしょうか?今後も注目していきたいところです。