落語家・立川志らく(55)が、5日の『ひるおび!』(TBS系)で、従軍慰安婦を題材とした作品「平和の少女像」について発言したのですが、これがまさかの物議を醸しているとのことです。
この日、同番組では、愛知県で1日より開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、慰安婦問題を象徴する少女像などが展示された企画展「表現の不自由展・その後」が、抗議や脅迫のファクスが届いたとして3日限りで展示中止を決めたことを報じていました。
立川志らくは「結局、不自由展の結果が出たわけですよ。こういう事をやると、日本人の多くは不愉快に思って許さないという結果が出た」と問題について指摘。
さらに「不思議なのは、これを平和の少女像ということが不思議でしょうがない。平和の少女像というのなら、日本人の誰もが見て平和だなって思えればいいんだけど」とした上で、
「韓国の人はそうかもしれない、日本人にとっては多くの人が反日の像だと思っているんでしょ。芸術ならば、これを反日像だと思ってる人が見ても思わず感動して涙を流す、そういう物を私は展示してほしい」と強く主張しました。
立川志らくのコメンテーターとしての主張に、ネット上では、
《正論!》
《これが普通の日本人の感覚》
《愛知県知事に言ってやってくれ》
などと賛同する意見の一方で、立川志らくに対して厳しい批判の声も相次いでいるようです。
《愉快か不愉快かは、各々の心の中の問題。「なぜ不愉快になるのか?」と考えましょう。私は不愉快とは感じませんでした。考える機会を奪う、猛り狂った人たちの方が不愉快です》
《悲惨な歴史を忘れないための像を反日だとか不愉快だとか言うのは、あなたの歴史認識が間違っているからです。勉強してください》
《今日のひるおびは本当に気持ち悪かった。「反日」って言葉を普通に使ってたし。なんで歴史修正したがる人は、「日本人の多くが」って言い方をするんだろう。戦時中の国策落語もこんな感じだったのかな》
8月1日から開催されている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が、様々な批判や意見が主催者側に寄せられた結果、開催から3日で中止となった騒動…
問題となったのは、慰安婦像をモチーフにした「平和の少女像」の展示でしたが、これを受けて「週刊文春デジタル」では展示中止公表当日の8月3日(土)から8月5日(月)まで、緊急アンケートを実施。
「『慰安婦』少女像の展示に賛成ですか? 反対ですか?」と読者に問うたところ、回答者の74.9%が「反対」と答えたそうです。