今回、日本政府がホワイト国から韓国を除外したことを受け、韓国は対抗措置をとる考えを示しました。これについて、中国のメディアは、”なぜ日本は韓国に容赦しないのか？「真の目的は何なのか」”と報道しました。中国メディアが伝えた、”日本の本当の目的”とは？
今月2日、日本政府は、輸出管理上の優遇措置を受けられる「ホワイト国」から韓国を除外するという政令改正を閣議決定しました。これは、半導体材料に続く規制強化の第２弾で、中国メディアの今日頭条は１日、「韓国に容赦しない日本は何を考えているのか」と題する記事を掲載しました。
記事は、日本の輸出管理強化が韓国に与える衝撃は大きいと指摘し、すでに韓国の半導体産業を直撃しており、現在はまだ在庫があるものの、なくなれば「壊滅的な被害」となると分析しました。今のところ味方に付いてくれる国もなく、日本は「韓国にとどめを刺そうとしている」ようだと、韓国に同情的な記事を掲載しました。
では、なぜ日本は韓国に対してここまで強い態度に出ているのでしょうかー。これについて記事は、考えられるのは元徴用工問題への報復と選挙対策としていますが、ホワイト国除外は参議院選挙が終わった後の決定だと指摘されています。また、徴用工問題に対する報復だとすれば、韓国にも「メンツ」があり負けを認めるわけにはいかず、問題の早期解決は望めないと記事は分析しています。
また、実際のところ、日本は報復措置ではないと何度も明言しており、そのため記事は、「本当の理由は他にもあるはずだ」と主張しています。それが何かは記事でも具体的に述べてられてはいませんが、日本は目的を達成するためには回りくどい方法を取るため、「ほかに真の目的がある」と推測しています。
このように、全体的には韓国に同情的なニュアンスの記事に対し、実際の中国人の反応は淡白なようで、「日本の対応は相応」との意見がある一方で、「これが中国だったら、どれだけもつのか」、「韓国が倒れたら我々まで影響があるのでは」という中国について心配する人が多いようです。