日本で一番長寿アニメといえばサザエさんです。毎週日曜日の夕方ではお茶の間に座ってサザエさんを観る人も多いです。そんなサザエさんの声をしている声優がたびたび交代すると話題になります。数年前に波平の声、永井一郎さんが亡くなられて波平さんがいなくなったと悲しみで包まれました。しかし、茶風林さんに変わってその声は受け継がれています。そんな48年も続いているサザエさんのアニメですが、初期から声優が交代せずにいるキャラクターも存在します。
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まずは主人公のサザエさんです。だれもが言わなくても分かる活発で磯野家の長女です。マスオさんと結婚し、フグ田サザエとして実家で生活しています。明るくて誰からも好かれるキャラクターです。そんな声をするのが加藤みどりさんです。放映当初から変わらず演じられています。その時にはほかの声優もされていましたが、アニメではサザエさん一本で活躍されています。ナレーションでも活躍されており、最近ではテレビ朝日の有名番組のナレーションをされていました。声質は一緒ですが、サザエさんとわからないほどの安定感と聞きやすい声です。もちろん、サザエさんも変わらず続けておられます。この人以外にサザエさんを出来る人はいないと言っても過言ではありません。
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タラちゃんも初期から声優が変わらないキャラクターの一人です。あの高いかわいらしい声を演じているのは貴家堂子さんです。バカボンの弟、はじめちゃんの声でも有名です。小さな子供の声を演じていることが多いのですが、貴家堂子さんは御年76歳にもかかわらず、あの綺麗な声がでているのです。そんな年齢を感じさせない清涼感のあるタラちゃんの声です。磯野家、フグ田家の中でも存在感が大きいです。
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メインのキャラクターだけではありません。その中でも特に存在感があり、声優が交代していないキャラクターがいます。まずはイクラちゃんです。サザエさんのいとこ、ノリスケさんの息子です。タラちゃんよりも小さく、やんちゃであまり人の言うことを聞かないわがままな面もあり、そして素直なところもあるキャラクターです。そんなイクラちゃんの声を演じているのが桂玲子さんです。60~80年代にかけてたくさんのアニメの声優をされていました。サザエさんのアニメーションの中でも、桂玲子さんは交代せずにイクラちゃんだけでなく、ほかのキャラクターも演じています。まずは、カツオの美人のクラスメート、かおりちゃんです。頭に大きなリボンをつけており、カツオやその友達の中島などが恋をする女の子です。そして、タラちゃんのガールフレンドのリカちゃんも桂さんが演じるキャラクターの一人です。タラちゃんより少し年上の女の子です。また、ワカメの同級生で仲良しのスズコちゃんも桂さんが演じています。途中で代役が入ることはありましたが、初期の頃から変わっていないキャラクター達です。桂玲子さん無くてはサザエさんは成り立たないと言っても過言ではないほど、たくさんのキャラクターを演じられています。
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磯野一家の隣に住む伊佐坂先生の奥さん、おフネさんの同級生のお軽さんを演じるのが山田玲子さんです。この方も桂さん同様にいくつかのキャラクターを演じています。タラちゃんのちょっと意地悪な友達のタケオくんや、カツオと一緒に野球をしている橋本君というキャラクターも山田さんが演じています。
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そして伊佐坂先生の息子の甚六さんも竹村拓さんという方が演じています。ワカメの担任や、中島君のお兄さんも演じておられ幅広いです。いつも磯野家にお酒などを配達してくれる三河屋のサブちゃんも声優が変わっていないキャラクターの一人です。それを演じているのが二又一成さんです。この方は80年代以降から活躍する人気声優の一人です。サザエさんは世代を超えて愛されている作品です。時代と共に移り変わっていない声優さんもたくさんいます。