闇営業問題をきっかけに、吉本興業の経営方針について様々な意見が上がるなか、同事務所所属芸人のゆりやんレトリィバァさん(28)が騒動についてコメントした内容が反響を呼んでいます。
30日放送のニッポン放送「DAYS」に生出演したお笑いコンビ「中川家」の剛さん(48)と礼二さん(47)。同ラジオは、日常をテーマに日々の嬉しかったこと、悲しかったこと、仕事のこと、家庭のこと、そんな「働く人のDAYS」をお届けしています。そこで、中川家の2人は木曜日を担当していて、この日は吉本興業の騒動について取り上げました。
番組で礼二さんが「先週から引き続きいろいろありまして」と闇営業問題について話しを切り出すと、剛さんが「何が?」ととぼけます。それに礼二さんが「いや何がって」と続けると、剛さんは「何がって言ったほうが話しやすいでしょう」と中川家らしい前置きをしつつ、話題に入っていきます。
吉本芸人に対し、意見を求めようと「今は各劇場とかの前にマスコミの人がいますよね。吉本のことをどう思いますかとか、なにか言いたいことはないですか、とかね」と礼二さんが近況を報告します。しかし、剛さんは「(上から)こっちに話が降りてきてないから、答えようがないんですよ」と本人達ももどかしい状況にあることを説明しました。
そんななか、礼二さんは何も記者達に伝えられないことについて「ホンマに申し訳ない。何か分かっていることがあったら、しゃべりたいんですが。」としつつ、「いろんな芸人さんが(吉本興業についての)質問に答えてますけど、昨日からVTR流れてたのが、ゆりやんレトリィバァ。あれはホンマに笑ってしまいましたね」と、ゆりやんさんの記者の対応を絶賛していました。
そのVTRとは、ゆりやんさんが先日テレビの直撃取材を受けた時に「子供の時から吉本に入るのが夢で、いま吉本に入らせていただいて…」と言葉に詰まりうつむく仕草を見せました。すると次の瞬間、涙するかと思いきや目がパッチリ二重になっていたというボケを披露。結局、「何の意見もない人間で申し訳ありません」と謝罪し記者達を笑わせるという一連の流れに、「面白いですねえ」と絶賛する剛さん。礼二さんも「なんか、今後は取材受けるお笑い芸人の方も大喜利みたいになってくるんじゃないかと思ってきて。僕らも2回ぐらい直撃受けたんですけど、何も面白い言葉出てこなかった(笑)」と反省していました。
さらに、ゆりやんさんのそのシーンを切り取った動画がTwitterにアップされると、1日ほどで436万回もの再生回数を記録するほどSNS上で反響を呼んでいます。「誰の味方もしないし会社の悪口も言わない。けどきちんと止まって取材人からも逃げない。これぞ、芸人!いきなりで本気で笑った。」「ゆりやん、涙の訴え(笑)」「直撃取材の対応、面白かった」「池乃めだか師匠や、ゆりやんの反応がプロ」「暗い話しの中、笑わせてくれてよかった」今回の騒動において、吉本興業の芸人が様々なコメントを発表していますが、ゆりやんさんはもしかすると一番芸人らしい対応だったたのかもしれません。