一世を風靡した「ミニ四駆」ですが、ひっそりではありますが未だに人気はあります。今回は30代がドストライクである「ミニ四駆」の知識を紹介していきたいと思います。
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まず始めに、私のことを簡単に紹介していきます。私は30代前半でミニ四駆ドストライク世代です。小学校の頃にミニ四駆が全盛期で、近所のおもちゃ屋に行ってパーツを買いあさっていました。お小遣いとお年玉のほとんどはミニ四駆に使っていて、自分のマシンをどんどん強化していきました。自宅にコースを設置して、友達を呼んで毎晩レースをしていました。コースもどんどん拡張して、参加する友達の数も多い時は10人を超えていました。自宅で腕を磨いた私は、自分の住んでいる街の大会に出場します。初参加の時は2回戦敗退で悔しい思いをして、さらに自分のマシンを強化しました。レースで使われるであろうコースの研究もして、効率良く走る方法を模索しました。そして、翌年の大会では優勝することができました。優勝した時のマシンには、合計で7万~8万くらい費やしたと思います。当時の私にとってはとんでもない金額でした。
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そんな私の知識と経験を活かして、ミニ四駆の魅力を伝えていきます。最大の魅力は自分だけのマシンを作り出すことができるというところです。基本ベースは市販のマシンになりますが、そこからは自分次第で個性のあるマシンに仕上げることができます。ミニ四駆は、ボディ、シャーシ、シャフト、ホイール、タイヤ、バンパー、ローラー、電池、モーターで構成されていて、これらのパーツの組み合わせは無限大で、組み合わせ次第で走りは大きく変わります。走りに最も関わりがあるのがモーターです。このモーターは、自動車でいうところのエンジンです。なので、モーターが高性能であれば速く走ることができます。では、お金を出して高性能のモーターを買えば速くなれると思いがちですが、大会によってはモーターが指定されている場合があります。そうなると、モーターで差を付けることは不可能です。なので、モーターに頼ったマシン作りは大会では使えないことがあるということを覚えておきましょう。
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走りに影響するパーツは他にもあります。それが電池です。電池のパワーによってマシンの速さは大きく変わります。残量が少ない電池と、フルに充電されている電池を両方使ってみたら、その差が明らかになります。私が小学校の時は充電電池を使用していました。充電すると何度も使えるのでコストパフォーマンスも良いです。大会で勝利したければ、フル充電の電池を使いましょう。
タイヤとホイールも走りに影響するパーツです。タイヤが細ければ路面との抵抗は少なくなり、より速く走ることができます。タイヤが太ければ直進安定性が増し、直進する能力は高くなります。どちらが良いかは好みですが、コースを速く走ることだけを考えれば、タイヤは細い方が良いです。また、タイヤの素材も様々です。タイヤの素材はグリップ力重視のゴム、軽くて速さ重視のスポンジがあります。これも好みの問題ですが、速く走るのであればスポンジが良いです。ホイールは見た目で選んでも問題ないですが、なるべく軽いものを使用した方が加速しやすいです。ミニ四駆のレースにおいて加速は非常に大事なので、ホイールは軽いものをチョイスするべきです。
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ここからは走りとは直接は関係ないですが、レースに勝つために必要なパーツです。そのパーツとはバンパーとローラーです。ミニ四駆は速く走った方が勝ちですが、スピードが有り余ってコースアウトしてしまったら負けです。なので、コースアウトしないためにマシンの前後に重いバンパーと、カーブを上手く曲がるためにローラーを装備します。