日本代表として、一番多くピッチに立った選手をご存知でしょうか。その選手は世界の中田英寿でもなく、天才レフティの中村俊輔でもなく、カズダンスでおなじみの三浦カズでもないです。その選手はガンバ大阪の遠藤保仁選手です。遠藤保仁選手はピッチの中で常に冷静にプレーすることができて、状況に応じたパスを味方に配給することができる中盤の底に位置する司令塔です。遠藤保仁選手の代名詞はコロコロPKです。
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コロコロPKとは、PKのキックの際に相手ゴールキーパーの動きを最後まで見て、寸前で蹴る方向を決める特殊なPKの蹴り方です。相手の重心を見て蹴るので、ボールの勢いは必要なく、コロコロとしたシュートを蹴ります。このPKは世界的にも有名になり、遠藤保仁選手の代名詞となりました。現在はこのPKの蹴り方は止めてしまったのですが、ファンの中では復活を期待している人も多いです。
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遠藤保仁選手は穏やかな性格の持ち主としても有名で、遠藤保仁選手に密着したドキュメンタリー番組でその姿を見ることができます。自宅ではサッカー選手とは思えないほど穏やかで、遠藤保仁選手の嫁もサッカー選手とは思えないと語っていました。遠藤選手はマイペースでのんびりとした性格で、その性格は自動車の運転にも表れています。練習が終わって、練習場を後にする時も、仲間の車に次々と追い越されていきます。それでも遠藤選手はのんびりとした様子で、ゆっくりと愛車を走らせます。
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しかし、プロサッカー選手なので、負けず嫌いの面はあります。日本代表として活躍できなかった時、陰ながらフィジカル強化に取り組んだり、走りこみをしてスタミナ強化を図ったりしていたそうです。その様子を見ていた嫁は、やっぱりサッカーが好きなんだなと感じたそうです。プロの世界に身を置いている以上、結果が出なくなれば引退しなくてはいけないです。遠藤保仁選手は30代後半に差し掛かり、サッカー選手としては大ベテランと呼ばれる年齢に達しています。サッカー選手の選手寿命は30歳前後と非常に短く、いかにプロサッカーの第一線で活躍するのかが難しいのかが分かります。サッカー選手は常に走り続けていて、フィジカルコンタクトも非常に多いスポーツです。空中戦では相手と競り合い、球際の攻防では足を踏まれたり、足を蹴られたりすることも多いです。なので、サッカー選手は怪我が絶えないです。サッカー選手として長く選手生活を送るには、才能と努力だけでなく、ケガに強い体でないと厳しいです。
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遠藤保仁選手はフィジカルコンタクトが多い選手ではないですが、今まで大きな怪我も無く、サッカー選手を続けられているところを見ると、やはり体は丈夫で、自分の体に対するケアをしっかりとしているのだと思います。年齢を重ねると筋肉の疲労はたまりやすく、関節も硬くなります。それを防ぐには丁寧にストレッチするしかないです。長い時間を掛けてストレッチして、徐々に体を温めるのです。練習後もしっかりとしたケアが必要です。最近は適度なマッサージや氷風呂が効果が高いと言われています。
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遠藤保仁選手はサッカー選手として恵まれた体格ではありません。身体能力も決して高くは無く、足も速いとはいえないです。そんな遠藤保仁選手が他の選手に勝つために手にした武器は、「賢さ」と「考える力」です。サッカーは賢くプレーした方が勝利を手繰り寄せることができます。なぜならば、個人競技ではなく、チームスポーツだからです。一人で頑張るよりも、連携して頑張った方が何倍もの力を生み出します。そして、もう一つの「考える力」です。サッカーは考えることが大事です。サッカーは刻々と状況が変わるスポーツなので、ピッチ上でも常に頭を使う必要があります。