いつの時代もブームを巻き起こしてきた恋愛ドラマ。主人公に思いを重ねたり、主題歌を聞いて涙したという方も多いのではないでしょうか。1980年代の恋愛ドラマには、来週が待ち遠しくてたまらない・・・そんな作品がたくさんありましたね。女性はもちろん男性も夢中になって見ていた作品を、ランキング形式で発表します。
≪80年代恋愛ドラマランキングベスト5≫
第5位 抱きしめたい 主演 浅野温子・浅野ゆうこ
写真 : Old Fashioned Club -オールドファッションド・クラブ – ココログ
29歳の浅野温子は独身で、スタイリストの仕事をバリバリこなすキャリアウーマン。対する浅野ゆうこは、浅野温子の元彼と結婚した専業主婦という設定で、昭和の香りがするバブル時代を駆け抜けていくドラマです。2人の都会的な生活に憧れ、真似をする女性が次々に現れました。ゆうこの旦那(温子の元彼)を巡っての駆け引きはもちろん、主演2人の厚い友情に胸を熱くすること間違いなしです。温子に恋する個性的な俳優陣の好演も、見逃すことのできないポイントですね。主題歌は「アクアマリンのままでいて」でした。
第4位 金曜日の妻たちへ 主演 古谷一行
写真 : ミドルエッジ
仲の良かった3家族が、1組の離婚発言をきっかけにそのバランスを崩し始める不倫ドラマです。幸せいっぱいだったはずなのに、ほんの少し歯車が狂っただけでどんどん泥沼にはまっていく・・・そんな様子が細やかに描かれた作品です。不倫に焦点をあてた本格的なドラマは初めてで、その甘い禁断の香りに心を魅了される人が続出しました。この作品には根強いファンが多く、第3シリーズまで製作されるほどの人気で、当時社会現象を巻き起こすほどでした。3作目の主題歌「恋に落ちて」は、作品の世界観とマッチして大ヒットとなっています。
第3位 男女7人夏物語 主演 明石家さんま
写真 : ミドルエッジ
明石家さんまが、本格的な恋愛ドラマに挑戦すると話題になった作品です。題名の通り7人の男女の恋愛ストーリーを描いたドラマは、それぞれの想いが交差するシーンが多く、見ている人をドキドキハラハラさせました。中でも主演の明石家さんまと大竹しのぶの不器用な恋愛は、女性ファンはもちろん男性ファンからも熱く応援されました。主題歌の「CHA-CHA-CHA」のかかるタイミングは抜群で、切ない想いをさらに後押しします。後に明石家さんまと大竹しのぶが本当に結婚することになり、たくさんのドラマファンから祝福されたというエピソードもあります。
第2位 ふぞろいの林檎たち 主演 中井貴一
写真 : ミドルエッジ
青春時代に誰もが抱く不安や想いを等身大で表現したこの作品は、平成の今でも名作として語り継がれています。主要登場人物の8人それぞれに共感でき、自分を重ねて見る人がたくさんいました。恋が愛に変わる過程も丁寧に描かれ、パート4まで作られるほどの人気でした。主題歌は「いとしのエリー」、今でもサザンオールスターズの代表曲として広い年代の方から親しまれていますね。
第1位 スチュワーデス物語 主演 堀ちえみ
写真 : ミドルエッジ
主人公が、スチュワーデスになるまでの訓練生時代を描いた物語です。過酷な状況に負けず、健気に前を向いて進み続ける姿に多くの人が涙しました。教官の風間杜夫との純愛は切なく、一緒に訓練を乗り越えてゆく仲間との友情も美しく描かれています。恋敵である片平なぎさが憎悪の表情を浮かべ手袋を脱ぐシーンは、お茶の間を震え上がらせました。本物の旅客機や訓練所が使われているシーンは臨場感たっぷり、一見の価値ありです。主題歌はアメリカで大ヒットした「フラッシュダンス」の日本語バージョンでした。
1980年代の恋愛ドラマは、現在でも多くの人から愛されています。その後どんな人生を送っているのか知りたいと、続編を熱望する方も少なくありません。これまで見たことが無いという人も、一度見ればあっという間にドラマの中に引き込まれることでしょう。名作と言われるこれらの作品を見て、ぜひ昭和の世界観に触れてみてください。