インドは、ハリウッドを超える世界一の映画大国なんですよ!
写真:cdn.clipkit.co
映画製作本数や観客動員数においても本場ハリウッドのあるアメリカや成長著しい中国を抑えて世界一なんです。そんなインド映画と言えば、衝撃的な演出として「いきなり踊りだす!」ことでも知られています。インド映画を見ているとストーリーに関係ないと思われるのに、いきなりみんなで踊って歌い始めるので、びっくりしちゃうかもしれません。ここでは、いきなり踊りだす衝撃的な演出が魅力のインド映画について紹介していきたいと思います。
ボリウッドで映画はつくられている!
写真:media-cdn.tripadvisor.com
インド映画の多くがムンバイで製作されています。旧ボンベイと呼ばれていたこの街が、映画産業の中心として発展したことから、ボンベイとハリウッドを合わせてボリウッドと呼ばれるようになりました。人気があるのは母国インドだけではありません。東南アジアやオーストラリア、イギリスやアメリカなどインド系移民の多い国を中心に人気を集めているので、世界一なのもうなずかれますね。
美男美女がいっぱい!
写真:d1hcx946i6renj.cloudfront.net
インド映画といえば、彫りの深い男優さんやエキゾチックな女優さんが多いです。インド人の方々の肌の色は浅黒いですが、欧米人と同じアーリア系なので、本当に美男美女が多いんですよね。特に女優さんのすっとした鼻筋や、くりっとした大きくて茶色の瞳などを見ると羨ましくなるくらいです。ハリウッド映画に進出するインド人女優さんも増えているのも納得です。
多言語で映画製作している!
写真:eiga.k-img.com
インドの公認言語はなんと22言語もあるため、映画製作でも2~3つの言語で制作されることが多いようです。特に最大人口を誇るヒンディー語、インド南部で使用されているタミル語、インド南東部で使われているテルグ語、インド南西部で使われているカナラ語などが多くなっています。
インド映画と言えばあの演出!
写真:storage.googleapis.com
インド人は踊らずにいられない気質なのか?と思ってしまうほどですが、1本の映画につき約3~6回は踊りのシーンが入っています。1回のダンスにつき5分~6分ほどが多いため、1本の映画で少なくとも15分~30分ほどは出演者みんなで仲良く踊っているシーンが入ることになります。そんなに踊っていて大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、大丈夫なんです!だってインド映画は1本あたり2時間半~3時間ほどあるため、踊りのシーンが息抜きになっているのかもしれませんね。
電車の上でも踊る!
写真:i.pinimg.com
インド映画でも2時間を切る作品が増えていますが、いきなりみんなで踊りだすシーンは健在です。過去のインド映画では、みんなで踊りだすシーンが絶賛された映画がありますので紹介しましょう。1998年に上映された「ディル・セ 心から」という映画では、なんと電車の上でいきなりリズミカルな音楽と歌詞に乗せて踊りだします。しかも電車の上と言っても車内ではありません!正真正銘、線路の上を走っている電車の屋根の上で踊り始めるんですよ。しかもトンネルの中を踊りながら通過するという世界初!?の演出は、世界ひろしと言えどもインド映画だけではないでしょうか。ここまでして踊りたいのか!と思わせるほどの演出ですが、チャイヤチャイヤというリズミカルな音楽と出演者らのキレの良いダンスは、見るものを夢中にさせてくれます。
幻想的で美しい踊りのシーンも!
写真:www.theindiapost.com
2015年に公開された「アイ」というインド映画では、幻想的で美しさを感じられる踊りのシーンが見られます。インド版「美女と野獣」といった感じのストーリーの映画は、筋肉隆々のボディービルダーたちのアクションシーンなどなどが見どころになっていますが、やっぱりみんなで踊るシーンがあります。特に野獣と化した主人公と、美しいヒロインが繰り広げる踊りは、ハリウッドもびっくりするほどの幻想的な雰囲気を漂わせているので一見の価値ありです。
まとめ
いきなり踊りだすという演出が特徴のインド映画について触れきましたが、いかがでしたか?
世界一の制作本数と観客動員数を誇るインド映画は、いきなり踊りだすという他の映画にはない魅力を進化させていますので、機会があれば楽しんでみてくださいね。