大ヒット忍者漫画のnaruto(ナルト)。作者は岸本斉史で、週刊少年ジャンプに連載されました。現在はnarutoの続編であるborutoが連載されています。
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narutoは「火影」を目指す「うずまきナルト」が主人公の漫画です。火影とは物語の舞台である木の葉の里の指導者を指す役職で、ナルトのときは3代目火影の猿飛ヒルゼンが君臨していました。ナルトは火影を目指すため、忍者の試験を受けていくというのが前半のストーリーです。ここからはネタバレになりますが、narutoには7人の火影が登場します。
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初代火影は千手柱間です。木の葉の里の創始者で、千住一族のリーダー格でもありました。最強の忍びといわれ、木遁の術とよばれる高度な術を使いこなし、九尾の狐もおさえることができました。
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二代目火影は千手扉間です。ライオンのような髪型がトレードマークで、初代火影の千手柱間の弟です。三代目・猿飛ヒルゼンの師匠でもあります。水遁の術が得意で、里のためになるなら犠牲もいとわない非情な面をもちます。
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三代目火影は猿飛ヒルゼンです。70歳近い高齢の忍者で、歴代の火影の中でも最強との呼び声が高く、里の住人からの信頼も厚いです。三代目は四代目となる波風ミナトに火影の座を譲りますが、ミナトが九尾の狐の事件で殉職したことで再度火影となりました。弟子にも恵まれ、伝説の三忍と呼ばれる、綱手、大蛇丸、自来也は弟子です。猿飛アスマの父親でもあります。
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四代目火影はナルトの父親、波風ミナトです。風のチャクラを操り、木の葉の黄色い閃光と呼ばれました。ナルトの必殺技「螺旋丸」の考案者でもあります。
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五代目火影は綱手です。猿飛ヒルゼンの弟子で、火影では唯一の女性です。初代火影・千手柱間の孫でもあります。容貌は20代〜30代ですが、実年齢は50歳を超えており、これは綱手の術である医療忍術によります。また、木の葉の里随一の怪力の持ち主でもあり、その怪力と医療忍術は弟子の春日野さくらに引き継がれました。
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六代目火影ははたけカカシです。はたけカカシはナルトの師匠であり、ナルトにチームワークの大切さを教えました。カカシは左目を額当てで覆っていますが、左目には写輪眼が眠っています。写輪眼は相手の術をコピーする能力があり、「コピー忍者」と呼ばれています。必殺技はチャクラを手に集中して繰り出す「千鳥」で、この技はサスケに引き継がれました。
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そして七代目火影となったのがうずまきナルトです。火影になることが夢の12歳で、木の葉の里では落ちこぼれと言われ、忍者としての実力は最低レベルでした。また、ナルトの体には父親が封印した九尾の狐が眠っており、この恐怖から里の人間に迫害されるというつらい日々を送っています。しかし、カカシやサスケなどとの出会いもあり、ナルトは大きく成長していきます。得意技は自分の分身を作り出す影分身の術、必殺技は螺旋丸です。
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narutoはうずまきナルトが火影になるまでの物語だとまとめることができますが、中忍試験以降はサスケとの関係がクローズアップされて、ついには世界を巻き込んだ大戦争にまで発展します。様々な戦いを経るなかで、成長していくナルトの姿が物語の一番の魅力だといえます。友達のいなかったナルトが、どんどんと仲間を得て、徐々に信頼されていき、ついには木の葉の里の長「火影」になるのです。
narutoはうずまきナルトが火影になったところで物語は終わりますが、続編としてナルトの息子であるボルトが主人公のマンガが現在も連載されています。七代目まできた火影の座はボルトに引き継がれるのか、これからの連載に注目していきたいところです。