2019年7月17日、ジャニーズ事務所が元『SMAP』のメンバー3人をTVに出演させないよう圧力をかけた疑いがあるとして、公正取引委員会が注意をしていたことが明らかになりました。
『SMAP』は2016年いっぱいで解散し、稲垣吾郎さんと草なぎ剛さん、香取慎吾さんがジャニーズ事務所から独立しています。
しかし同日、ジャニーズ事務所はウェブサイトで声明を発表し、疑惑を否定。
「圧力をかけた事実はなく、公正取引委員会から警告を受けたものでもない。調査を受けたことは重く受け止め、今後は誤解を受けないように留意したい」と伝えました。
同月18日に放送された浅野情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、今回の騒動について特集しました。
MCの加藤浩次さんは、概要をVTRで振り返った後、真剣な表情で「何十年前から決まってきた芸能界の歴史、テレビの歴史の中で当たり前のように扱っている」と指摘。
「テレビ局もそうですし事務所関係、この業界全体がこれから新しく変わっていく、次に向かっていくんだっていうきっかけになればいいと僕は思っています」と持論を展開していました。
芸能人の事務所の移籍によるトラブルが独占禁止法違反につながる恐れがあるとして、芸能事務所が注意を受けるのは初めてのことでした。
今回の件はジャニーズ事務所に限らず、芸能界全体の問題として加藤さんはとらえ、「芸能界全体を変えなければならない」と訴えました。
また、番組内でこの件についてコメントしたのは加藤さんだけだったことにも、視聴者やネット上からは称賛の声が多数寄せられています。
「本当にそれ!「大手事務所から独立したらTVに出られない」なんて暗黙のルールはやめてほしい。」
「スッキリの加藤浩次さんのはっきりとしたコメント、流石だと思った 事務所内だけの問題ではないし、この事務所だけの問題でもないのだと思うけど、夢のために努力する人が報われる世界であって欲しいな」
「スッキリの加藤浩次さんよく言ってくれました。おっしゃる通りです。移籍後メディアで見なくなった芸能人はこれまで何人もいた。長年、芸能事務所からの圧力やメディアの忖度があったのは周知の事実。このままで終わらせず、これを機会に悪習を一掃してほしい。」
「核心に迫りつつ、誰も傷付けていない。コメンテーターとして完璧な仕事だと思った。」