「いじめ問題」が深刻な社会的問題となった現在、小学生の間でも恐ろしい集団暴行事件が起きているのです…
中国メディアのソフトにより、小学校でクラスメートにいじめられて、40回もビンタされた結果、意識まで失ってしまった男の子の話が報道されました。
該当事件は2019年4月、中国大連市のある小学校で起きました。
被害生徒のAくんは、学校の運動場でクラスメートの3人に約3時間に渡って、深刻ないじめ・暴行を受けていたことが分かりました。
クラスメートにはなんと!40回もビンタされてしまい、Aくんはその場で意識を失った後に目覚め、そして再び意識を失うことを数回、繰り返していました。
3人のクラスメートは最終的に、意識を失ったAくんをその場に置いて帰っていきました。Aくんは目覚めた後に家に帰っていったが、顔が酷く腫れ上がっているAくんの姿を見て異常に思った母親が問い詰めたことで、該当イジメ・暴行の事実が明らかとなりました。
Aくんは実際に病院を訪れ、「脳震盪」と、体のあちこちに多発性傷害の診断を受けたことが分かりました。
息子が集団イジメ。暴行を受けたという事実を知ったAくんの母親はすぐに学校に連絡をして事実を知らせた後、適切な措置を取ってくれることを要求していました。
しかし、約3ヶ月が過ぎた現在でも、学校側は加害生徒に対する処罰などがなかったため、耐えかねたAくんのお母さんはAくんの転校を要請したそうです。しかし、学校側はこの要求も聞いてくれなかったことで、現在はネット上も含めて大きな議論になっています。
学校側だけではなく、警察による調査の結果、学校側はその事件と関連した3人の生徒が無断で授業を抜け出したのにも関わらず、何の措置も取らなかったことが分かりました。
さらに衝撃的だったことは、クラスメートを残酷にイジメ・暴行した3人の生徒はクラスの学級委員長を含め、生徒会に所属していたメンバーでもありました。これらの生徒たちは、Aくんが宿題を忘れてきたことを理由にして、このような酷い行為をしたことが分かりました。
Aくんの母親により、「学校はもちろん、教育部を含めて、被害者である私たちを誰も気にしていませんでした」、「私の息子はトラウマに苦しみ、毎晩眠れずにいるのです。一日も早く、子供がトラウマから抜け出すことができるよう助けてほしいです!」と訴えていました。
ネットでは…
「学級委員がいじめ?子供たちの学校生活はどうなってるの?」
「こういうことが起きるたびに子供が心配になる。家に帰ってきて何も言わない子だってたくさんいる…」
「それにしても学校も教育委員会も警察まで態度がおかしいでしょ!中国はこれが普通なのか?」
「なんで転校もできないのかが理解できない。それは生徒の自由じゃないの?」