ベトナム国籍の妻を執拗に暴行した疑いがもたれている韓国人の夫が逮捕されました。
光州地裁木浦支院は8日午後2時50分ごろ、特殊傷害および児童虐待容疑でAさん(36)に対する逮捕状を発付しました。
現地の警察によると、裁判所が逃走の恐れがあると判断したため、逮捕状を発布したと報告しています。
現地の報道によりますと、Aさんは4日午後、9時から3時間にわたり、全羅南道霊岩郡の自分の家で、「韓国語が下手だ」という理由で、ベトナム出身の妻B(30)さんを拳や足や焼酎のボトルで暴行した疑いがもたれているとのことです。
Bさんは肋骨などを骨折しており、全治4週間以上の診断を受けたことが明らかになっています。
また事件当時、夫婦のそばには2歳になる長男がいたことも発覚しており、Aさんは妻だけでなく、息子にも児童虐待をしていた疑いがもたれています。
全羅南道地方警察庁によると、Aさんとベトナム人妻Bさんは、先月16日から事件現場となった多世帯住宅4階の33平方メートル(約10坪)の部屋に住み始めたといいます。保証金100万ウォン(約9万2000円)に毎月の家賃は33万ウォン(約3万円)だったそうです。
大仏産業団地で日雇いとして働くAさんはBさんに対し、日常的に暴力を振るっていたことが取り調べで明らかになっています。
事件があった韓国のこの地域では、韓国人男性が外国人妻を暴行する事件が今年だけで数件発生していたそうです。警察によると、「外国人妻たちは『夫と離婚すれば韓国に住めない』と考えているので、警察への通報をためらっている」と語っています。
また、Aさんは逮捕状審査の際に「妻とは言葉が違うので、イライラが募っていた」、「他の男たちも同じだ。福祉会社でもっと支援をしてほしい」などと訴えたといいます。
前日に警察は「男が報復に乗り出す恐れがある」との理由で、男を特殊傷害罪と児童福祉法違反(児童虐待)などの容疑で逮捕状を申請していたこともわかっています。
Bさんはこの日、ベトナムのネットメディアとのインタビューに答えています。
「夫はサンドバッグを殴るように私を殴った」、「今回は暴行がとてもひどかったので、警察に通報した」などと暴行当時を振り返りました。
Bさんは2014年に造船所で働いていた際にAさんと知り合ったようですが、当時からAさんは何度も暴行を繰り返してきたといいます。妊娠してからベトナムに戻って子供を産み、Aさんとは連絡を絶ったそうですが、Bさんは「ある日、夫が寂しい声で『一人でご飯を食べている』と言ってきたので、罪の意識を感じた」「もう殴らないという言葉を信じて韓国に戻ってきたのに、こんなことが起こった」と取材で話していたことも明らかになっています。
また、暴行を受けるたびにBさんは「ごめんなさい、たたかないで」と許しを求めていたことから、最も流ちょうな韓国語がその言葉だったと記事は伝えています。
隠し撮りされたとみられる現場の映像には、驚いて大泣きする2歳の子どもの目の前で、AさんがBさんに暴行を加える様子が映っています。
現地メディアでもこの暴行事件のニュースを報じているとのことで、ネット上でも波紋を呼んでいます。
「これが韓国の実情だと思う。」
「日本も毎日のように虐待のニュースとかあるから、別に韓国人男性が特別ってわけでもない気がするけど」
「日本でKーPOPと騒ぐ女性は、記事の様な問題や、ライダイハン問題、性接待問題を理解する事を望みます。」
「ベトナムでは大々的に報道しているらしいが 日本でも同様に報道すべきです。」
「こどもがかわいそうすぎる…」