現代人にとって、ただの携帯電話だけではなく、「ライフスタイル」の一つであると言っても過言ではない「スマホ」
現代人にとっては必需品であるスマホだが、私たち人間の骨の構造にも大きな影響を及ぼし始めたそうです!!
イギリス日刊デイリーメールは、スマートフォンを頻繁に使用している世代の頭蓋骨の構造が変形しているという衝撃的な研究結果を発表しました。
この研究は、オーストラリアのクイーンズランド州にあるサンシャインコースト大学の研究者により行ったものです。
それは「スマホの使いすぎで若者の頭蓋骨にツノが生える」というもの…
研究者は、18歳から86歳までの1000人を対象にして、その頭蓋骨をレントゲン撮影して構造を分析してみることにしました。
その結果、スマートフォンを頻繁に使用している18~30代の外喉頭隆起(後頭部下部中央に凸に出てきた突起)は、中高年層よりもはるかに著しく飛び出していることが確認されました。
18歳から30歳の218人をレントゲン撮影したところ、41%の人に最大3.5cmほどの突起物が確認されました。
この突起物とは、誰もが後頭部の中央あたりにある「外後頭隆起」で、通常は5mmほどだといいます。
研究チームが公開したエックス線写真には、確かに後頭部にツノのような3cm近い突起物が確認できます。
研究結果としては…
「18歳から86歳まで行った2回目の調査でも、若い世代で多く突起物を確認」
「長時間前かがみの姿勢を続けることで機械的ストレスを受ける」
「スマホなどの使用に伴い異常な体勢が続くことによって外後頭隆起につながっているのではないか?」
では本当に、「長時間での前かがみスマホ」によって突起物が大きくなることはあるのでしょうか。
オーストラリアの大学による研究結果について、東京大田区にある脳神経外科の眞田祥一院長の意見をいただくことになりました。
「外後頭隆起のところに項筋という頭を支える強い筋肉がある。その項筋が長時間スマホをすることで石灰化する可能性はあります。」
「スマホを使用するため長時間下を向くと伸びた状態だった項筋が硬くなり、石灰化したものが突起物となることも考えられる」
そこで、眞田院長により、長時間スマホなどを使用して、疲れを感じた時に効果的なストレッチがあるとのことです!
まず片手で首を片側に倒して、もう片方の手のひらが後ろを向くよう伸ばします。
そのまま手のひらを後ろ側から裏返すように上に向けた状態を、10秒間維持します。
これを左右交互に行い、あくまでも伸ばした手を前向きではなく、後ろ向きに裏返すのがポイントです!
スマホの長時間使用は、くれぐれも控えるように注意しましょう!
[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止(違反時の法的措置)]