数々の女性との関係がウワサされながら、2010年にフリーアナウンサーの小林麻央さんと結婚し、ようやく身を固めた歌舞伎役者、市川海老蔵さん。2011年には待望の第一子の娘さんが、2013年には第二子で跡取り候補の息子さんもでき、まさに絵に描いたような幸せな家庭を築いていました。
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ところがその後妻の麻央さんの乳がんが検査の結果明らかとなり、麻央さんはさまざまな療法でがんと対決、しかしその闘病の末に2017年に亡くなってしまいます。市川海老蔵さんと、残された二人のお子さんの心中は察するに余りあるところです。さて、今「二人のお子さん」と言いましたが麻央さんの遺したお子さんはは確かにお二人です。しかし、実は海老蔵さんのほうにはもう一人の娘さん、婚外子(いわゆる隠し子)がいることがわかっています。どんな相手とどういった経緯で子供を作ったのか、なぜその相手と結婚に至らなかったか、順を追って見ていきましょう。
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隠し子の母親は「日置明子」さんで、海老蔵さんより3つ年上の1974年生まれです。とてもきれいな方で、高校卒業後に東京へ出てきて雑誌のモデルをしていたところ、音楽プロデューサーに目を付けられて歌手デビューを果たしています。何枚かCDを出したり、またCMに出演したりと芸能活動はしていたものの今一つパッとはしなかったようで、とくにCDは売れ行きが良くないため歌手としては早くから活動を停止しています。
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そんな彼女が海老蔵さん(当時は市川新之助)と知り合ったのは1995年ころと言われ、6~7年の間付き合っていたようです。その後さまざまな女性と華々しく浮名を流す海老蔵さんですが、日置明子さんとの関係は長く特別な存在だったのでしょう。しかし日置さんの妊娠が発覚すると、海老蔵さんは「結婚は出来ないが産んでくれれば責任はとる」と伝え、認知とともに毎月100万円の養育費を支払い続けているそうです。
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日置明子さんのお父様はお医者さんなので、家柄に不足というわけではなかったのかもしれませんが結婚まで至らなかったのは「梨園の妻」という重責に彼女が二の足を踏んだ、妊娠当時には二人の関係がもう冷めていた、等と推測されています。2002年に海老蔵さんの子ども(女の子)を出産した日置明子さんはそれを機に芸能界を引退、以降は一般のお仕事をしながら娘さんと静かに暮らしています。
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2003年に海老蔵さんとは破局し、同じ年にこの事実が女性週刊誌にスクープされて海老蔵さんが釈明会見を開いています。この会見では明らかにされなかったものの、父の市川團十郎さんが日置さんにある程度の金額を渡したという報道もあり、市川家のほうでも誠意を尽くした対応をとったというところでしょうか。遊び人で有名だった海老蔵さんもこの後小林麻央さんと結婚し、その後懲りずに六本木で酔って殴られるなどひと悶着はあったもののだんだんに落ち着いてすっかり「イクメン」となりました。
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そんな子煩悩な海老蔵さん、隠し子も決してほったらかしというわけではなく、日置さんとは会わないものの娘さんとは現在でもスケジュールの都合がつけば月に一回ほど面会をしているそうです。ちなみにこの娘さんの名前・顔など一切情報は出てきていません。どんな人か気になる気持ちもありますが、今は完全に一般人なのでそっとしておくのが正しいでしょう。歌舞伎界では珍しくない隠し子ですが、しっかりとケアをしているあたり一概に不誠実とばかりも言えない側面があります。芸能サラブレッドのご両親をもつこの娘さん、いつかは芸能界デビューなんてこともあるかもしれませんのでその時を楽しみにしている方も多いとか。麻央さんの二人のお子さんともども、健やかな成長が願われます。