矢沢あいさんと言えば、若い女性から絶大な人気を集める少女漫画家です。リリースする作品どれもが大ヒットを飛ばしており、映画化やアニメ化もバンバンされています。
NANAは若い女性の中には知らない人はいないと言っても良いほどの人気ぶりですが、残念ながら2009年の連載を最後に長期休載に突入しています。早10年経過していますが、現在のところ連載再開の目途は立っていません。しかし最近、イラストという限定的なものではありますが、漫画家として復帰の第一歩を踏んだというニュースが飛び込んできました。これにはファンも大喜びで、本格的な連載再開も近いのではないかと大興奮となっています。
連載が休載に入ってしまったのは2009年ですが、その後も矢沢あいさんはちょくちょくお仕事はされていました。作品がアニメや実写化された際には楽曲の作成にも参加したりイラストを提供したり、脚本にも関わるなど漫画を描く以外の仕事は少しですが行っていたのです。2015年や2016年にはかなり活動量も増えてきているため、復帰していると言えば既に復帰していると言えるのかもしれませんね。ただ、漫画家というのは寝食を忘れて締め切りに追われる非常にハードなお仕事なので、本格的に連載を始められるほどには体調が回復していないのでしょう。
休載するほど体調が悪化してしまったことや病気の内容について具体的なことは公表されていませんが、過去に行われた取材などから日数が経過すればするほど復帰の日が近づいているということも仰られています。この取材が行われたのは2010年なのでかなり昔の話ではありますが、取材した週刊誌は病院帰りの矢沢あいさんを自宅前でキャッチしたそうです。つまり、この段階で入院はして居らず、通院で何とかなっている状態だったことが分かります。癌や脳梗塞など重篤な病気であれば休載後はしばらく入院しているでしょうし、取材への受け答えもしっかりしていたので重篤な病気ではなさそうです。これらのことから考えると、鬱病など精神的な疾患のせいなのかなと感じます。その取材で、矢沢あいさんは決して治らない不治の病に侵されているわけではない、漫画家は身体が資本だからじっくり身体を治しているということも言っています。気長に治療を続けることで、ゆっくりと回復していくと担当の医師からも言われていると告白しており、こういった内容を見ても鬱病の可能性が高いと考えられます。
ただ、身体的な病変があった可能性も捨てきれません。発売されたコミックスのあとがきでは矢沢あいさんがコメントを寄せているのですが、そこでは自身の病気に付いても触れられています。その中で、病気を治療していくうえで禁煙をしたこと、2007年ころには手術を受けていたことなどが告白されました。タバコは万病の元なので重い病気になればまず禁煙を勧められますし、手術を受けたということは何かしら身体の中に異常が生じていたことになります。禁煙や手術の結果ある程度は回復したようですが、その後に休載の遅れを取り戻そうとして無理をしたせいで、再び体調が悪化して入院してしまったことも書かれています。
2020年現在は、かなり良くなっているとのことです。
2020年1月にも20周年のイラストを自身のツイッターにアップするなど、少しずつ快方に向かっているようです。
長期休載に入る直前は入退院を繰り返しながら漫画を描いていたそうで、かなり身体に負担をかけていたのでしょう。完全に回復するまでにはどれくらいの時間がかかるのか分かりませんが、多くのファンが待つ大切な身体なので決して無理をしないようにしてほしいものです。少しずつイラストで復帰していくそうなので、ファンとしてはそれを楽しみながら待つようにしましょう。