デザインというものに正解はありません。人それぞれ個性があるように、それぞれに好みもあります。だからこそアーティストたちは個性を出すか万人受けを狙うかというバランスのとり方にもがくのですが、気になるのは一般的な評価です。
神田うのと言えばセレブタレントの1人ですが、ウェディングドレスのプロデュースをしていることでも知られています。数多くの芸能人がドレスのプロデュースを行っていますが、その中でも人気が高いと言われる神田うののドレスはどのような評価となっているのでしょうか。
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・斬新で革新的
神田うののブランドであるシェーナ・ドゥーノではウェディングドレスだけではなく和装も手掛けるブライダルブランドです。斬新で革新的なデザインを取り入れることをモットーにしているため他のデザイナーのものとはかぶらないような変わったものが数多く存在します。個性的なデザインが多い彼女のドレスはオシャレというべきなのか斬新すぎるというべきなのか意見が両極端にわかれます。パリコレの衣装を多くのデザイナーたちが注目する反面、意味が分からないと嘆く世間の声と両極端にわかれるのと同じような現象が起きていると言っても良いでしょう。万人受けするわけではありませんが、その斬新なデザインは多くの芸能人から支持されているのもまた事実です。神田うののブランドを採用した芸能人としては女優の伊東美咲やモデルの木下優樹菜、加藤茶の妻である加藤綾菜などがあげられます。
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・質の良さは本物
セレブタレントとして普段から質の良い物を身にまとっている彼女だからこそ、手がけるドレスたちは高級志向です。結婚式という特別なシーンで着るものだからこそこだわりたいという彼女のこだわりがうかがえます。素材、シルエット、着心地などすべてにおいてパーフェクトであり、その美しさで見る人を魅了していくようなドレスだと言えます。
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・世間では受け入れがたい
斬新で革命的なデザインというのは時に人を魅了しますが、決して万人受けするものではありません。そのため世間からすれば「なぜこんなドレスをデザインしたのだろう」と不思議で仕方がないようなものもあります。例えばクモの巣をモチーフにしたようなデザインです。黒地のドレスに白いラインを這わせたデザインなのですが、これを結婚式に着るかと言えば気が引けます。またドレスというからにはお姫様のようなものを着たいを考える女性は多いのですが、神田うのの手がけるお姫様風はスタイルや美貌に自信がないと着るのが難しいようなものばかりです。だからこそ憧れの対象になるのかもしれませんが、現実離れしているところがあるので人々からはあまり受け入れられないという場合もあります。
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デザインというものに日頃から触れている人であれば「オシャレ」だと思うのかもしれませんが、デザインに馴染みのない人からすれば「ダサい」と感じてしまう傾向にあります。現代ではブライダル専門の仕事をしている人ではなくても、ウェディングドレスをプロデュースしている芸能人は何人かいます。女性タレントやモデルが多く、流行をとらえながら万人受けするようなものをデザインしているため、斬新で革新的な神田うののドレスは少し時代遅れな印象を与えてしまいます。
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質の良さは確かに魅力的なのですが、ドレスの主張が強いため「花嫁を美しく見せる」という目的よりも「美しいドレスを披露する」という部分に重点をおいているように感じられてしまいます。質の良さを考える芸能人たちからは好評なのですが、一般的にはあまり好評だとは言えません。しかしブライダル業界においては神田うのという名前はとても知名度が高いのでその名前に惹かれているという女性は多いようです。