東京読売ジャイアンツやDeNAベイスターズ、メジャーリーグでも活躍した高橋尚成選手ですが、2015年度のシーズン終了後に現役を引退してからはいったいどのような活動をしているのでしょうか。現役時代の高橋尚成選手の活躍と現役引退してからの活動について紹介します。
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高橋尚成選手は修徳高等学校から駒澤大学へと進学した後、東芝へ入社し1999年度のドラフト会議にて逆指名で読売ジャイアンツへと入団します。同級生のプロ野球選手としては現読売ジャイアンツコーチの井端弘和や東北楽天ゴールデンイーグルスの松井稼頭央などがいます。大卒社会人からのプロ入りであったため、他の同級生と比べてプロ入りは遅かったのですがアマチュア時代から素晴らしい活躍をしていました。
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即戦力として期待された2000年度シーズンでは、シーズンを通してほぼ先発ローテーションを守り9勝を挙げるなど新人王の獲得はならなかったものの即戦力としての期待に見事応えたと言えるでしょう。翌年の2001年度はギリギリ規定投球回数には届かなかったものの9勝をあげ、前年度と変わらない活躍をみせました。
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2002年度のシーズンでは自身初となる二桁勝利を記録し、読売ジャイアンツの日本一に大きく貢献しました。入団後三年間ほぼ先発ローテーションを守り続けていましたが、2003年度のシーズンでは故障の影響もありわずか13試合の登板勝利数も4勝でシーズンを終えてしまいます。この年から故障が多くなり2006年までの間で、先発ローテーションを守り抜き規定投球回数に到達したのは2005年度のシーズンのみでした。しばらく低迷期が続いたため、トレードの噂もありましたが翌年の2007年に完全復活します。
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2007年度シーズンでは開幕から先発ローテーションの一角として4月中に5勝をマークするなど幸先の良いスタートを決め、シーズン終了時には14勝4敗を記録して最高勝率のタイトルを獲得、防御率2.75を記録し最優秀防御率のタイトルを獲得しています、この2007年度シーズンが高橋尚成選手のキャリアハイの成績と言っていいでしょう。翌年の2008年度と翌々年の2009年度も先発ローテーションで活躍しています。
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2010からは、海外FA権を行使してニューヨークメッツへと移籍します。マイナー契約での移籍でしたがスプリングトレーニング中の活躍もあって開幕をメジャーで迎えます。先発ピッチャーとしては思うような活躍ができませんでしたが中継ぎに転向してからは活躍しています。また、今オフにエンゼルスへの移籍が決定します。移籍後も中継ぎとして活躍しますが、2012年度と2013年度は活躍できず最終的に自由契約となってしまします。
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そのこともあって2014年度からDeNAベイスターズへの入団が決まり日本球界へ復帰します。先発ローテーションとしての活躍を期待されていましたが全盛期のような投球を披露することが出来ず、DeNAベイスターズに在籍した2年間で勝利を挙げることが出来ませんでした。そして2015年度オフに現役を引退します。現役引退後はコーチなどにはならず、主に野球評論家として活動しています。また、メジャーリーグでの経験を活かしてメジャーリーグ中継などの解説者としても活動しています。
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ここまで紹介したように高橋尚成選手は日米問わず様々な球団で先発と中継ぎ両方を経験している選手です。そのためその豊富な知識や経験を活かして今後はプロ野球界のコーチとしてオファーされる日は近いと思います。特に古巣である読売ジャイアンツかDeNAベイスターズが可能性が高いと予想されます。高橋尚成選手がプロ野球界の現場に復帰するのを心待ちにしてもいいでしょう。