白髪があると見栄えが悪くなってしまうため、黒髪などに染めるという人は多いです。しかしながら近頃では反対に白髪に染めるという人も増えています。まばらに白髪が見えている状態よりも、思い切って全体を白髪にすることでおしゃれヘアーに見せることもできるのです。色合いも白髪というよりも銀髪だったりもしますから、ただの白髪とは一線を画したデザイン性もあります。
写真:love-university.com
白髪に染めるには美容院でやってもらう方法が挙げられますが、自宅でもヘアカラーを使って染めることが可能です。グレー系やアッシュ系に染めるためのカラー剤もありますので、手軽にトライすることができます。しかしながら白髪に染めるのは少し難易度が高めですから注意が必要です。ヘラカラー自体は手軽に使うことができ、すでに他の色に染めたことがある人も多いことでしょう。ただ、白髪の色というのは無彩色でもあり、要は色味がありません。ところが、髪の毛を見ても分かるように色が入っていますので、たとえ白髪色に染めるヘラカラーだろうとも簡単に色が入ることはないです。そもそもグレー系の色は美容院でも難易度高いとされていますので、自宅で行う場合もコツを押さえて行わないと失敗する可能性が高いです。ちなみにヘアカラーの使用を何度重ねても色がキレイに入る可能性は低くく、安易にパッケージ通りになると思っていると失敗しますから注意しましょう。
写真:air.st
上手に染めるためのポイントですが、基本はやはりブリーチをして色を抜いてしまうことが大切です。ヘアカラーの色によってはそのままの使用でも色が入ることもあるものの、グレー系は難しい色合いですので、元の髪色を無くしてしまった方が成功しやすいと言えます。ではブリーチをやればキレイに染まるのかと言えばそうでもありません。白髪のような色合いを出すにはしっかりと色を抜かなければならず、中途半端に髪色が残っているとヘアカラーの色味と混ざり合い別の色合いになってしまいます。特に緑になってしまうことが多いです。これはメラニン色素の黄色と、グレー系のヘアカラーの青っぽさが混ざると緑系になってしまうからです。
写真:beauty-professionals.net
しっかり色を入れるには何度かのブリーチが欠かせないですが、髪質にもよるものの5回程度はやらないと難しいかもしれません。なお、それだけの回数をやると、ブリーチだけでも白くなりそうに思われるかもしれませんが、ブリーチのみでは白くすることはできないのです。薄く黄味がかった状態にはなるものの、完全な白にはなりません。もしブリーチの回数を増やすと、今度は髪が切れてしまって大変です。
写真:gacky0504.com
ブリーチでしっかり色を抜くことができたら染めていきますが、ただ連続ではやらずにしばらく頭皮を休ませておくのがおすすめと言えます。間を空けずに染めると沁みてしまう可能性が高く頭皮にも良くありません。最低でも1日は空けた方が安心ですので心掛けた方が良いでしょう。ヘアカラーの使用に関しては説明通りに作業するだけですので難しいことはありません。染めムラや染め残しが発生しないように丁寧に作業していくことが大切です。塗り終えたらラップやビニールなどで頭を包んで放置します。なお、しっかりと色を入れたいからと長く時間を置く必要はありません。そもそも染め効果はずっと発揮され続けるわけではないため、時間を長く取ったからといってどんどん濃くなるわけでもないのです。髪と頭皮が傷むだけですので注意しましょう。
写真:propia.co.jp
所定の時間を置いたらシャンプーとトリートメントを丁寧にやって完了です。上手くできていれば白髪色に染まっているはずです。もし違った色味になっている場合は、ブリーチあるいはヘアカラーがきちんとできていなかった可能性が高いですから再度トライしてみると良いでしょう。