小林聡美は、メジャーなドラマや映画で活躍し続ける女優で、幅広い世代から人気を集めています。小林聡美は1965年生まれで、中学2年の時に「3年B組金八先生」のオーディションを経て、生徒の役でデビューしました。子どもの頃からずっと女優一筋でやってきており、確かな演技力が光ります。デビューから3年後には、大林宣彦監督の映画「転校生」で主演し、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞しました。1983年には、同じ大林宣彦監督の映画「廃市」で再び主演しています。大林宣彦監督と言えば、原田知世主演の「時をかける少女」や、風間杜夫主演の「異人たちの夏」で有名な、日本を代表する名監督です。小林聡美は若い頃から、そうした名監督から、才能を見抜かれていたということです。その確かな演技力が、幅広い世代から人気を集める理由でしょう。
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女優の小林聡美
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小林聡美は、ドライで無味乾燥な女性を、温かみを持って演じることができる女優です。そのことがうかがえるのが、テレビドラマの「カバチタレ」や、映画「神の月」でしょう。両方とも大ヒットした作品です。「紙の月」では、日本アカデミー賞優秀助演女優賞やブルーリボン賞助演女優賞、ヨコハマ映画祭助演女優賞およびキネマ旬報ベスト・テン助演女優賞を受賞しました。
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「カバチタレ」や「神の月」で小林聡美が演じた女性は、あまり好感を持たれないタイプであり、小林聡美以外の女優が演じたら、殺伐とした雰囲気が目立ちそうな役どころなのですが、彼女が演じると、どこか温かみを感じさせます。正義感があって、道理をわきまえた人、という雰囲気を漂わせるのが、彼女の持ち味でしょう。
小林聡美の私生活は?
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人々は、小林聡美自身にもそういうイメージを持ち、小林聡美という女優に好感を持つとも言えそうです。
小林聡美の私生活も、そうしたイメージと大きくは違わないものです。彼女は30歳ごろに有名脚本家と結婚し、16年後に離婚しました。結婚後も女優活動を変わらず続けており、子どもはいません。そうした私生活の状況は、自立、とか強さ、といったものを感じさせます。彼女自身が、役どころとあまり変わらない人となりなのだろうとイメージできることも、人気の理由でしょう。
人気の理由はもう一つ!
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小林聡美は名脇役のようなイメージもありますが、さまざまな映画で主演しています。また、数多くの本も執筆しています。ほとんどが出版後に文庫化されていますから、愛読者が多いのでしょう。知的な感じがするのも、魅力のひとつです。