長渕富士山ライブは何かと話題になり、ファンでなくてもライブの話題を耳にした人も多いことでしょうが、実際の内容についてはお粗末な部分が多かったとしか言いようがありません。
写真:ガジェット通信
大小様々なトラブルが相次いだ、長渕富士山ライブだったのですが10万人もの観客を集めたということで特に退場の際に大きな問題が発生しました。
退場時間の混乱
入場の時間というのは各自バラバラですから、人数が多くてもなんとかなりましたが退場の時間というのは、全員が同じですから一度に10万人の人を退場させることはできません。
写真:KOZURU BLOG “ONE”
富士山を観ることができるふもとっぱらでライブを開催したこともあって、アクセスは非常に悪く10万人の人間が退場をするには十分な量の交通機関を用意することができなかったのです。
当然退場規制が行われることになったわけですが、退場までの目安時間が異常なまでのものであり、最後のグループは6時間以上も待たされる状態となってしまったのです。
写真:シェアチューブ
また、早い段階で退場をすることができたグループにしても、混乱から一時間半以上も待たされてしまい、スムーズに帰宅をすることができる人はほとんどいませんでした。
体調不良者も続出
写真:ネイバー
オールナイトライブ明けに加え長時間待たされたこともあり、体調不良者も続出して倒れる人もでてきたのですが、救急車も簡単にくることができない場所だっただけに、救急車で助けてもらうこともできなければ自力で脱出をすることもできない状態でした。
これだけの人数がいて体調不良者も続出したにもかかわらず、死亡者がでなかったというのは不幸中の幸いであり救助もできない状況だっただけに、観客の殺す気かという声も全く間違ったものではなかったといえます。
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結局、待たされた人の中には10時間以上も会場に取り残されてしまう人もいて、完全に計画の甘さが露呈をする結果となってしまいました。
3万人程度しか集まらなかった?
しかも、長渕富士山ライブは10万人の観客が動員されたと言いますが、実際には7割程度しか埋まっていなかったという話や更には3万人程度しか集まらなかったという話もあり、10万人が参加をしたわけではないにも関わらずこれだけ多くの帰宅困難者を続出させていただけに本当に10万人が動員されていたら更なる大きな混乱が起こっていたことは間違いありません。
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それを考えると超満員にならなかったというのは、ある意味良かったとも言えます。
お世辞にも大成功をしたイベントとは言えませんが、参加したファンからすれば良くも悪くも印象に残るイベントでした。