耳かきの正しい知識を持っていますか?耳かきは、間違った方法を続けていると耳の病気にかかったり、難聴になったりすることがあるので、正しい知識を身につけておきたいですね。ここでは、正しい耳かきについて、やり方、コツ、おすすめのグッズなどをご紹介します。耳掃除が上手になりたい方、ぜひ読んでみてください。
耳かきとは?耳かきを上手にするコツは、耳のしくみを知ることです
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耳の構造を知っておくことで、耳かきの正しい方法がわかります。普段なにげなく行っている耳かきですが、気持ちがよいのでつい無理をしてしまったりしますよね。耳の構造を理解し、よく言われる「奥まで耳かきをしてはいけないわけ」や、耳垢の持つ特徴などを知っておけばもっと上手に耳掃除ができます。
耳の入り口から入ったすぐのところを「外耳」と言います。鼓膜までが外耳、そして鼓膜から先の部分が中耳です。私達が耳かきを使って耳垢をとってよいとされる場所は外耳約1cmの部分です。外耳の奥2/3のあたりには耳垢腺という油が分泌される器官があって、この油が耳垢に変化しているという構造です。耳かきを奥に入れすぎると外耳道を傷つけたり、周辺器官に大きなダメージを与えてしまったりするので、気を付けましょう。
耳かきのコツを知る手順1 耳垢について
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耳垢と聞くと、なんとなく「取り除きたいもの」や「汚いもの」というイメージを持っているのではないでしょうか。「耳垢」は非常に大切な役目をもっているのです。耳垢にはタイプが2種類あります。それは、カサカサした耳垢と、ベトベトした耳垢です。ちなみに、日本人では全体の約6割がカサカサタイプ、4割がベトベトタイプだといわれています。一般的に使われている耳かき棒が有効なのは、カサカサタイプの場合のみです。ベトベトタイプの方は綿棒で拭き取るようにくるくるさせるか、耳鼻科に通院する方法でしか取れません。
耳垢の役割は、主に外からのゴミを吸着し、耳内部にゴミが侵入することを防ぐ、殺菌の繁殖を抑えることです。耳垢があることで外耳性の病気にかかりにくいとされています。また耳へ虫が入ってしまうことも防いでくれます。また、保湿成分も持っており、皮膚を保護してくれます。
耳かきのコツを知る手順2 耳かきの目的を考える
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耳垢は人間にとって必要なものであることを知っていますか?でも、耳垢がたまってしまい、耳の穴を塞いでしまうような状態もよくないです。みなさんがなぜ耳垢をとりたいと思うのかといえば、耳かきは気持ちがいいからだと思います。実は耳の穴には心地よさを感じる迷走神経が走っていて、周辺を耳かきで掃除するのはとても気持ちがよい状態なのです。
鼓膜の表面から耳の入り口にかけて細胞が常に動いており、耳垢は自然と押し出される構造になっています。ですので、本来の原理からいえば耳垢は耳からこぼれおちることになります。そうはいっても必要以上に耳垢がたまる場合もあるので、月に1回程度で耳掃除を行いましょう。
耳かきのコツを知る手順3 間違った耳かきのやり方を知っておく
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耳かきは気持ちいいので、やりだしたら止まらないし、この際ごっそりとりたいと思いますよね。でも、もしかしたら今のやり方では間違っているかもしれません。きちんと正しい情報を知り、耳かきのコツを正しく見につけましょう。
1つ目は、耳かきを膝枕で行うこと。定番のスタイルのようですが、これは間違いです。なぜならひざ枕の状態ではせっかくとれた耳垢が鼓膜のほうに落ちていってしまうからです。
2つ目は、耳の奥のほうを触ることも間違いです。耳かきをして良いのは、入り口から1�Bのところまでです。
3つ目は、月に2回以上耳かきをすることはやめましょう。気持ちよくすっきりとしたいために、あまり何度も耳かきをすると外耳道を傷つけてしまい、本来必要だった耳垢をも取り除いてしまう結果となってしまいます。また耳垢自体を奥に押し込んでしまう可能性もあるのです。やはりおすすめは、月に1回です。
耳かきのコツ、正しい情報を参考にしましょう
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耳かきを正しく行わないとどうなるのか。実は難聴になるリスクがあります。
耳の構造を考えれば、耳かきとは人間にとって必要ないとされています。でも、耳垢が多くたまってしまうこともありますので、月に1回のお掃除がおすすめです。
どうしてもすっきりと取りたくなってしまい、奥まで耳かき棒を入れてしまうようなことも多く、耳垢を奥の鼓膜付近まで追いやってしまう状態となり、届かなくなってしまうのです。そうすると、耳垢が分泌される油で固まってしまう状況となり、難聴を引き起こすのです。正しい情報を知っていれば、難聴になるようなことは避けられますね。
<参考>耳かきにおすすめのグッズでおすすめのやり方、コツ
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きれいに耳垢がとれて、かつ耳を傷つけない方法といえば、綿棒でくるくるさせて掃除する方法です。
このやり方にとてもぴったりくるのが、ドラッグストアなどで販売されている「粘着性のある綿棒」です。価格も300円〜400円くらいとお手軽で、入り口約1�Bのあたりを人さし指と親指で優しく持った綿棒を耳の壁に押し当てないようにクルクルと回します。これを数回繰り返すのが、コツです。イメージは「回転させて粘りで引っこぬく」感じです。このコツさえ覚えておけば、向かうところ敵なしです。安全かつすっきりと耳掃除ができる、一番の方法と思います。
まとめ
耳はみなさんが思っているよりもずっとデリケートな器官です。ですので、耳かき棒は最小限の利用が望ましいです。綿棒でくるくるさせる方法で耳掃除をすれば、外耳道を傷つけたり、耳垢を奥まで押しやったりすることなく、安全に耳かきができます。もしもそれでも耳垢が取れないという方、聞こえが悪いという方は、一度耳鼻科で診てもらうことをおすすめします。