男女問わず子供から大人の声まであらゆるキャラクターの声を担当し高い技術で演じていた人気声優の川上とも子さん。
まだまだこれからという声優活動の最中、突然の病で41歳という若さでこの世を去ってしまいました。
病名は卵巣ガンということですが、発覚後しばらくは療養するため担当していた役を降板するなどしていました。
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しかしその間も体調を見ながら声優活動をすることもあり、完全復帰するためにとても意欲的だったようです。
ところが懸命な療養も実らず急激に体調を崩してしまい2011年6月9日帰らぬ人となりました。
亡くなるまであっという間の出来事だったようです。
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川上とも子さんが声を担当していたキャラクターは本当に数多くあり、病気が発覚した際にも当然ながら放送中のアニメがありました。
川上とも子さんが亡くなってしまった後は降板後に代役を務めた声優さんがその後も引き継ぐという形が多かったようです。
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テレビアニメでは『ケロロ軍曹』の日向冬樹と『BLEACH』の砕蜂を桑島法子さん、『のだめカンタービレ』のプリリンを矢作紗友里さん、同じ作品のエリーゼを佐久間紅美さん、『ポケットモンスターダイヤモンド&パール』をゆきのさつきさん、『バトルスピリッツ 少年突破バシン』のママを木村亜希子さん、『それいけ!アンパンマン』のキャンドルちゃんを野中藍さん、海外ドラマでは『デスパレードな妻たち』のケイラ・ハティントンを河原木志穂さん、『CSI:科学捜査班』のエリー・ブラスを弓場沙織さん、ゲームでは『テイルズ オブ バーサス』『テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー3』のナナリー・フレッチをかかずゆみさん、モバゲーゲームである『戦国BASARA モバイル』のいつきを沢城みゆきさんが務めるなどして対応したということです。
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こうやって川上とも子さんが生前関わって来た仕事を並べてみると、本当に様々な役柄を担当していたということが改めてわかります。
この他にもまだまだたくさんの作品に川上とも子さんの名前を見掛けますが、とても貴重な存在を声優界は失ってしまったんだと思います。
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ファンだけでなく川上とも子さん本人も志半ばでこの世を去らなければならなかったのはきっと悔しかったに違いありませんが、アニメなどは過去の作品を何度も見返すことが出来、そこで再び川上とも子さんの声を聞くことが出来るという意味ではファンにとっては嬉しいことなのではないのでしょうか。