1970年代を代表するアイドル歌手であった山口百恵さんは、俳優である三浦友和さんと結婚したあとは芸能界から引退しました。引退した後、三浦百恵さんは専業主婦となって、夫である三浦友和さんを支えています。その一方で三浦百恵さんの人気は引退した後も衰えることはなく、百恵さんが芸能界にいたときに発表した楽曲などは、彼女が引退した後に生まれた若い人にも広く知られています。
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百恵さんは三浦友和さんとの間に二人の子供をもうけたのですが、引退後の百恵さんはもっぱら、この二人の子供の子育て中心の生活を送っていました。そのために百恵さんは人前に出ることはなかったのですが、子供が幼稚園に入園するときに出席した入園式では、引退後の百恵さんの姿を写真に撮影しようとした多くのマスコミが集まりました。その他に百恵さんは芸能界にいたときに親しくしていた知人などの葬儀などに出席したときに、マスコミの前に姿を現すことがありましたが、それ以外はほとんど表舞台に立つことはありませんでした。
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引退後の百恵さんの趣味としてよく知られているのがキルトです。百恵さんのキルトは主婦の趣味という枠をこえて、キルト作家としての作品も数多く発表しています。百恵さんの作品の中には、東京国際キルトフェスティバルという大規模なイベントに出品されたものもあります。
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三浦百恵さんの人気は引退後も根強いものがあり、芸能界に復帰するという噂もたびたび広まったのですが、百恵さんは結婚した後はほとんど芸能界で活動することはありませんでした。百恵さんが結婚後に芸能界で活動した数少ないこととして、作詞家としての活動があります。百恵さんが三浦百恵という名義で作詞家として書いた曲は数えるほどしかありませんが、その一つがアン・ルイスさんに提供した『ラ・セゾン』という曲です。この曲は百恵さんと同年代に活躍した歌手の沢田研二さんが作曲をした曲に百恵さんが詩をつけたものです。
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1982年の6月に発売されたこの曲は、音楽専門誌のランキングでベスト3に入るほどヒットしました。百恵さんが三浦百恵名義でアン・ルイスさんに提供した曲はもう一曲あり、それが『I LOVE YOUより愛してる』です。この曲は同年の10月に発売されて日本のロックバンドであるNOBODYが作曲をしています。
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それからしばらく百恵さんは作詞家としての活動もほとんどしていませんでしたが、1987年に発表された鈴木聖実さんの『シンデレラ・リバティ』という曲でひさしぶりに作詞をしています。