話題のドラマ『陸王』に出演、熱演を見せているタレント阿川佐和子さんですが、2017年5月に結婚したことがあきらかになっています。
彼女は作家阿川弘之の娘、自身もエッセイストとして活躍しています。2012年に刊行した『聞く力』は150万部以上という大ヒットになりました。
阿川佐和子さんはそもそも、“結婚できない女”というイメージが先行していました。「お見合い歴30回」と発言したり、檀ふみさんとの“独女”対談などでもおなじみで、長らく独身の才女という位置づけでした。
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ところが2017年、彼女は63歳で結婚します。熟年結婚ですが初婚です。お相手は6歳年上の男性s氏。阿川さんの母校、慶応義塾大学の教授を務めていた方で、2013年に退官されています。
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阿川さんとは35年以上も前から知り合いだったというs氏。阿川さんは結婚にあたって事務所を通して出した文書では、今後は「お互いの健康を気遣いつつ、穏やかに老後を過ごしていければ幸い」と語っています。
さらに阿川さんが週刊文春に発表した手記には、結婚までの経緯が詳しく書かれています。それによると、彼女がS氏と初めて出会ったのは35年前。S氏宅の新年会に出席したことがきっかけでした。S氏は当時妻帯者で阿川さんはその日にS氏の妻とも知り合います。
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それ以来、阿川さんは、エッセイなどの仕事をする際、S氏に表現について助言を仰ぐようになったそうです。当時、一度だけ2人で食事をしたといいますが、誤解を招くと思った彼女は「もう二人で会わないほうがいい」とS氏に告げます。その後、阿川さんはテレビの報道キャスターなどの仕事を経てアメリカへ。25年前に帰国し久しぶりにS氏と再会したところ妻と別居すると聞いて、2人の距離が近づいていったといいます。
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そもそも二人が入籍しなかったのは、s氏が前妻との離婚に時間を要したからだといわれています。しかしいよいよ離婚が成立、晴れて入籍することになったのです。阿川佐和子さんは“デキる独女”のイメージの裏で、ひそかに長く愛を育んでいたのですね。
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また、結婚を急がなかったのは、阿川さんが父親の弘之さんを介護していたから、ともいわれています。弘之さんは5年に近い療養生活を送り、2015年8月、94歳で亡くなりました。
厳格な父親として有名だった弘之さんですが、「早く嫁にいけ」が口癖だったようです。この熟年結婚を弘之さんも空の上から祝福しているかもしれませんね。