泣く子も黙るお笑い界の帝王である明石家さんまさん。元々は落語家としてデビューしますが、その巧みな話術や司会ぶりでマルチ的な人気を誇る人気芸人です。
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奈良出身の明石家さんまさんは、デビュー前の素人のころから学校では人気者でした。クラスの人気者がタレントになるのは必然であったわけです。10代でデビューし、早くから頭角を現し、若い頃は、桂三枝さんなどの先輩吉本芸人と仕事をするうちに、どんどん芸人として磨かれていきます。浪速の天才漫才師横山やすしさんなど、今となっては偉大な先輩芸人とも多く絡んでいます。
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明石家さんまさんは全国区タレントとなってからも、ホームタウンである関西を愛し、関西ローカルの番組を持っています。痛快あかしやテレビは放送開始から20年以上たった今も人気長寿番組です。この番組の収録のためにわざわざ大阪に合間を縫って帰るくらいですから、さんまさんの故郷を愛す気持ちがとてもよくわかります。
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あかしやテレビでは、間寛平さん、松尾伴内さん、村上ショージさんらのおなじみの面々と絡み、ボケを披露します。明石家さんまさんのいきいきとした笑顔ややり取りはこのような気心の知れた芸人の前では一番わかりやすいです。特に元番組レギュラーだったジミー大西さんは、さんまさんの元付き人であり、ツーカーの仲です。師匠と弟子を超えた友情に似たようなものがあるのです。
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西のお笑いの帝王が明石家さんまさんなら、東は北野武さん、ビートたけしさんでしょう。同じ80年代のお笑いブームの時期を、俺たちひょうきん族という番組で盛り上げた戦友です。たけしさんのほうが年齢はだいぶん先輩ですが、たけしさんは著書にて、お笑いで敵わないと思った人に明石家さんまさんを挙げています。あの北野武さんが認めたというくらいですから、明石家さんまさんのお笑い力、また人間としての深みは計り知れません。
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明石家さんまさんの司会ぶりでは、タレントを面白くいじるし、タレントの卵のような素人も面白おかしくいじることができます。いわば、トークやアドリブの天才であり、絶妙な司会まわしは、他のタレントでここまでできる人はいまだかつていません。その天賦の才能に他のタレントが束になっても敵わないくらい、絶対的な才能が明石家さんまさんにはあります。デビューから40年近くお笑い街道をひたすら走ってきているさんまさん。今後も今まで以上の絶妙なアドリブとトークで数々のバラエティ番組を牽引していくことでしょう。