この世を去ってから3年もの年月が経っているにもかかわらず、今でも関西を中心に根強いファンがいるやしきたかじん。
恵まれた環境で生まれ育ちながらも破天荒な道を選び、大阪を心から愛し、芯のある言動を続けてきたからこそ、「あんた」や「やっぱ好きやねん」「東京」などの数々の名曲が生まれました。
やしきたかじんは歌手でありながらも、ラジオやテレビのパーソナリティとしても活動し、知名度を全国的に広げています。
歯に衣着せぬ物言いは強烈で、関西の人のみならず、全国の視聴者の心を鷲掴みにしました。
その破天荒な人生の中には名言や伝説も数多くあり、今でも語り継がれ、多くの人の心に強烈な印象を残し続けています。
写真:pimg.awa.io
伝説その1 歌を聴かない客と殴り合い
やしきたかじんが歌手としてクラブ回りをしていた頃。歌を聴かない客を殴り、よく喧嘩をしていたそうです。そのため京都の20軒以上のクラブから出禁扱いに。やがてその噂がレコード会社の耳に入り、歌手デビューに。転んでもただでは起きない素質はこの頃からあったようですね。
伝説その2 大物芸能人2人と絶縁
大物芸能人とは、大竹まことと間寛平の2人。
やしきたかじんは、酔っ払ってはこの2人のプライベートや女性関係をやたらと周囲に触れ回っていたそうです。
当然二人は激怒。
大竹まことはやしきたかじんと共演している番組を降板し、間寛平に至っては後輩の明石家さんまを伴って楽屋に殴り込みに。殴り込みは明石家さんまが断ったために中止となりました。
大竹まことと間寛平の2人はやしきたかじんが亡くなるまで絶縁状態だったそうです。
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伝説その3 芸能人の元夫から賠償請求
やしきたかじんは杉田かおる、堀ちえみの元夫からそれぞれ訴えられていました。
杉田かおるがまだ結婚していた頃、当時の夫が「歯槽膿漏で口が臭い」「手を繋がないと大きな用を足せない」などと言った、エピソードをやしきたかじんの番組の放送中に語っていました。
それを番組でそのまま編集せずにテレビ放送。杉田かおるの元夫は、名誉毀損と申し立てを行い、謝罪放送にまで至ります。
堀ちえみに関しては、彼女が離婚したことに関して発したやしきたかじんの発言で元夫が賠償請求。
330万の損害賠償の支払いを命じられました。
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伝説その4 ストリートミュージシャンのギターを奪い
とある繁華街で歌っていたストリートミュージシャンの歌が下手なあまり、ギターを奪いそのまま熱唱。
偶然通りかかった野球解説者の金村義明に「お前も歌え」と歌わされたり、またまた偶然通りかかった顔馴染みの社長からチップを強要したりしていたそうです。
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伝説その5 怖い人も逃げ出す
繁華街で反社会的な怖いお兄さんたちに「タダで酒が飲めてええのう」と絡まれた時は、彼らを伴って何軒ものクラブを回ったそうです。
怖いお兄さんたちは数件目で逃げ出したとか。
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時には嫌われ、賠償請求までされることもありますが、彼を尊敬している人も多いのも事実です。
やしきたかじんの数々の伝説が語り継がれているのがその証拠でしょう。