本の収納に困って本棚がほしい場合、ホームセンターに出向けば工具や部品、板などのパーツは入手できるでしょうが、結構な金額がかかってしまうことがあります。また、地方などの場合は郊外にあることが多く、車がないと出向くのが大変な場合もあるでしょう。駅の近くやスーパーなどの商業施設内にある100均にある物を上手に組み合わせて使うと、丈夫な本棚ができます。
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本格的に作るのであれば、100均にあるかなづちや釘などを使って、板を組み合わせて作ることもできますが、100均の店舗によっては、厚みのある丈夫な板はなかなかない場合があります。棚やしきりとして使うにはいいのですが、サイドを支える板としては厳しい場合があるでしょう。テーブルや机などの卓上用の本棚として使い、文庫本程度の本を置くようにし、辞書などの重い本を載せなければ大丈夫でしょう。
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また、DIYに慣れない人が行う場合は、釘を打った場合にズレてしまう恐れがあります。木工用の接着剤やグルーガンなどで仮止めをしておく必要があり、動きを抑える程度まで待つには時間がかかることもあるでしょう。釘を打つ場合には、室内のラグの上など柔らかい所では安定せずに難しい場合がありますので、注意してください。
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釘を打たずに、木工用の接着剤で接いで作りたい場合は、100均ですのこを用意して組み合わせるといいでしょう。すのこは通気性を良くするため、何枚か板が貼ってあり、底になる部分に足用の板が付いています。側面用に2枚のすのこを立て、足の部分を向かい合わせにするように置き、足の出っ張りを利用して、その上に棚用のすのこを設置させ、接着剤で繋ぐだけで作成できるでしょう。強度が気になるのであれば、背面にもすのこを設置するのがお勧めです。慣れている方であれば、接いだ所を釘を打つとより強度が増します。
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白木の家具で揃えている場合は、木目を生かしてそのままでもいいのですが、部屋の雰囲気に合わせて水性のニスや塗料を塗っても洒落ています。100均の中には、水性塗料を取り扱う所もありますので、好みの物を選びましょう。すのこを組み合わせる前に塗るといいでしょう。100均で販売している転写シールを貼ったり、紙ナプキンと専用の接着剤でデコパージュしたりすると100均の材料で作った本棚には見えません。
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本棚の棚の部分を工夫したい場合は、加工しやすい薄めの板の他に、100均で販売されている木箱やトレイも活用できる場合があります。ただ、幅が限られることがあるので、部屋のデットスペースや隙間に本棚を作りたい場合に利用するといいでしょう。下にビスなどでキャスターを取り付けると可動式の本棚になり、狭い場所に置いても取り出しやすくなります。