ニコチンといえばタバコに含まれている成分のことですが、これは非常に強い依存性を持っていてニコチンが不足をしてしまうと、強くニコチンを摂取したくてたまらなくなってしまいます。
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タバコがやめられなくなってしまう大きな理由のひとつがこの依存性の高さにあり、その高さは麻薬や覚醒剤よりも強いと言われることもあるほどです。これだけ依存性の強いものですから一度タバコを吸ってしまえば簡単にやめることができなくなってしまうのも不思議な話ではありませんが、本当の恐ろしさは依存性の強さ以外のところにあります。
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ニコチンが体にいいもので、やめられないのであれば特別問題とはなりませんが体に悪いにも関わらずやめることができないことが問題となります。ニコチンは血管を収縮させる働きがあるので、血管を傷めることになり血管は血液を循環するルートですから、それが傷んでしまうと様々な悪影響が起こります。
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元々、細い末梢血管がニコチンによって収縮させられてしまうと血液の流れが悪くなり、冷え性の原因となってしまうことがあります。更に結構の阻害が血圧の上昇や心臓や血管へのダメージに繋がるので、体に大きな負担をかけてしまうことになるのです。タバコの影響というのは主に肺への影響ばかりを注目されたりしますが、心臓や血管と言った健康に非常に重要な意味を持つ部分にダメージを与えるということを忘れてはなりません。
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女性が気になる悪影響として、生理不順になったり肌荒れがひどくなってしまうというものもあります。ニコチンを摂取すると女性ホルモンの分泌が悪くなってしまって、生理不順になりやすくなるのです。女性ホルモンと生理は深く関係があるため、タバコを吸う女性ほど生理不順で悩まされやすくなります。血行の流れが悪くなってしまうと新陳代謝が低下するので、肌への栄養も不足しがちになり肌荒れの原因ともなってしまいます。
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女性の場合には妊娠や出産への影響も大きく、特にニコチンは血液に溶け込みやすいだけに妊娠をしているとお腹の赤ちゃんにもニコチンが届いてしまい、母体だけでなく赤ちゃんまで悪影響を及ぼされることになってしまうのです。
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ちょっとした時間にタバコを一服すると、気分もリフレッシュしてやる気が出るという人も多いことでしょうが、タバコに含まれるニコチンにはこれだけの害があるということを忘れてはなりません。百害あって一利なしと言われるように、ニコチンというのは非常に怖い薬物なのです。