『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の5月19日の放送の視聴率は16・9%という、決して悪くはない数字です。
しかし、同時間帯のライバル『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)は、19・8%と過去最高をマークして、完全に逆転を許してしまっていることが分かりました。
『イッテQ!』は2007年に始まった長寿番組である一方、『一軒家』は2018年10月からレギュラーに昇格したばかりの番組です。
ハイレベルの争いとはいえ、『イッテQ!』が『一軒家』の後塵を拝する回数が増えているようで、中でも特に気になるのがGW中の『イッテQ!』の視聴率でした。
「GW中は視聴率が下がる傾向にありますが、『一軒家』は過去最高の17・7%。『イッテQ!』の視聴者層は外出しがちな若者、『一軒家』はこもりがちな中高年ということを差し引いても、“異常事態”でしょう」―テレビ誌ライター
その低迷の原因は、はっきりしているとのことでした。
「昨年11月に起こった番組の“ヤラセ騒動”と、昨年末に報じられた手越祐也の“未成年飲酒疑惑”が響いているのは間違いない。手越に至っては昨年6月にも同じような疑惑が伝えられた“常習”ですから、視聴者もウンザリし始めています。降板説もありましたが、司会のウッチャンは情に厚いことで知られている。視聴率低下や“不祥事”でリストラの話が持ち上がっても、反対したのかもしれません」―在京キー局関係者
『イッテQ!』は、かつて20%超えも珍しくなかった日テレの“長寿看板番組”です。
しかし、『一軒家』に押されっぱなしで、「抜本的なテコ入れ、出演者のリストラ、刷新を迫られています」と構成作家が明かしてくれました。
「最近、手越のリストラ説が再燃しているようですね。12日の放送で、毎年恒例の『シャッフルSP』のメンバーが発表されました。出川哲郎の『はじめてのおつかい』にみやぞんが、手越の『ノーチャラ生活』に出川が出演するなど、出演者が他のメンバーの企画を体験。しかし、手越の名前はなく、出番はなし。関係者の間では『いよいよ降板か』なんて声が上がっているようです」
そこで、「人気の長寿番組を続けるには、時には大胆なメンバーの刷新も必要です」と話す芸能ライターのエリザベス松本氏により、“リストラ候補”に挙げた意外な出演者がいました…。
「“珍獣ハンター”として人気はありますが、今やすっかり女優業が板についてきたイモトアヤコさん。『家売るオンナ』(日本テレビ系)や『下町ロケット』(TBS系)などのドラマに出演し、最近は、視聴者も女優としてのイモトさんの姿が刷り込まれています。芸人とは思えなくなってきた。以前ほど夢中になって見られません」
イモトといえば、体を張ったロケでレギュラーメンバーの中でも一、二を争う人気を誇ってきました。
しかし、今年3月に放送された南アフリカでのバンジージャンプを棄権したことで、「偉くなったな」、「芸人ですよね?」、「終わりだな」などの批判の声が上がっていました。
「番組を見ていても、女優にシフトしたい気持ちがヒシヒシと伝わってきます。彼女自身も『そろそろ潮時』と思っているのでは。過渡期に来ていると思うので、本人にとっても番組にとっても、降板は自然な流れかもしれません」―エリザベス松本氏
芸人イモトVS女優イモト、彼女はどっちを選ぶのか―気になるところですね!