チュートリアルの徳井義実といえば、ボケ担当、そしてネタ作りを担当しています。相方愛が強く、吉本男前ランキングで殿堂入りを果たしているのが特徴です。最近はテレビでお笑い系の番組を放送されることが少なく、出てもコンビとして活動しているため、個人で作り出したキャラクターがいることをあまり知られてはいません。
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徳井義実の作り出した持ちネタ・キャラクターはいくつかありますが、その中でも人気が高いのが爆笑キャラの「ヨギータ」です。このキャラを使って、「笑いの金メダル」や『なにわ人情コメディ 横丁へよ~こちょ」、さらに「R-1ぐらんぷり」の2006年度に出演して、2007で準優勝に輝きました。設定は奇妙な外国人落語家、フルネームは「ヨギータ・ラガシャマナン・ジャワディカー」と言います。
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片言の日本語でショート落語を話していき、持ちネタは「「性欲のバケモノやで」「今ノボケニ、度胆ヲ抜カレタヤロ」「エゲツナイ 性欲ヤデ」「コノ角度デボケテ来ラレタラタマランヤロ」などが決め台詞で、下ネタ交じりとなっているのが特徴です。日本語の「し」を正しく発音することができなく、「嬉しい」が「うれすぃ」となったりなど、英語のCに近い発音になるなど、細かく設定が作られているのが人気の秘訣と言えるかもしれません。
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師匠も存在していて、山椒亭小粒と言います。また服装にもこだわりがあり、落語家が使用する着物ではなく、自前風のシャツの上から大喜利用の半被を羽織っているのが、外見的にも面白さにつながっているようです。初期はスリランカ出身ということでしたが、後に架空の「マサラ王国」の出身と変更されて、最初の出身地つながりで、2013年の1月末にスリランカでイベントが開催されて人気を博しました。
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面白さというのはさまざまなものがありますが、徳井義実の「ヨギータ」は精密に作り込まれたキャラクター、喋り方などを徹底して、それをご本人が真剣に演じているから生まれるものです。またコンビであるチュートリアルのネタとは若干方向性が違っているのも楽しく、全力でおバカネタを行っているところが爆笑につながっていきます。
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今は披露されることがないので、ネタを見たい時には動画サイトをチェックしてみるといいです。説明ではなく実際に見ると、会話のテンポやイントネーションの凄さ、面白さが分かります。笑いは嫌なことを吹っ飛ばしてくれる効果があるので、ご覧ください。