週刊女性ウェブ『週刊女性PRIME』が読者に3月下旬から4月上旬に「あなたの嫌いな女性芸能人は誰ですか?」アンケートを実施しました。その結果、10代~70代の1433名の女性から回答が寄せられたと言います。まずは、活躍ジャンルを問わない総合部門から、最も“嫌い”の声を集めたのが和田アキ子(69)さん。「偉そう。お山の大将みたいで感じが悪い」「パワハラの権化」などの声が上がっています。2位にはリアクションが大きいことで知られる鈴木奈々(30)さん。3位には今年1月に結婚したベッキー(35)さんとなりました。
ランキングに現れる女優の格差
そんな中で注目すべきは、朝ドラでヒロインを演じた若手女優の方々です。まず、『好きな女性芸能人ランキング』12位となったのは『ひよっこ』の有村架純(26)さん。そして、15位が『半分、青い。』の永野芽郁(19)さんです。上位にこそランクインしませんでしたが、2人とも健闘を見せています。しかし、同じ朝ドラ女優でありながら、『嫌いな女性芸能人』にランクインしてしまったのが、7位に『まれ』の土屋太鳳さん(24)、10位に『なつぞら』の広瀬すずさん(20)となりました。
活躍に差がないように見える伸び盛りの若手女優4人ですが、”土屋&広瀬”は嫌われていて、”有村&永野”は好かれている事実に驚きを隠せません。いったい何がこの差を生み出しているのでしょうか??
女性には見透かされてしまう”媚び”の姿勢
今回、メディアで活躍している女性タレントの3人に”若手女優の明暗を分けているものは何なのか”分析していただきました。
作家タレント・岩井志麻子さん(以下:岩井)。『有吉反省会』(日本テレビ系)や『5時に夢中!』(TOKYO MX)などのレギュラーメンバーとして活躍。
内科医として作家活動も行なっている、おおたわ史絵さん(以下:おおたわ)。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)や『5時に夢中!』(TOKYO MX)などでコメンテーターとして活躍。
作家としてセックストイショップを経営している北原みのりさん(以下:北原)。『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』(朝日新聞出版)などの著書を多数出版。
岩井:「土屋さんも広瀬さんも、いかにも男人気が高い。自分の好きな男が“広瀬すず、可愛いよね”なんて言ってたら、やっぱり腹立つんじゃないですか?」
北原:「土屋さんは確かに上目遣い(笑)。そして、若くて可愛いのに“おっかさん感”があるところがイラつくんでしょうか?」
「小学生のときからいちばんモテる女子は”男子にとってのおっかさん”だった」と幼少期を振り返る北原さんは、土屋さんに同じものを感じると言います。
北原:「お色気も出さずに、受け入れてくれて、世話してくれて、懐が深い。“やってあげるわよ!”みたいな。脅威じゃないですか? そうやってひとり占めしておきながら“運がよかったの♪”とか、すごい鈍いことを言いそう(笑)」
また広瀬さんについては、バラエティー番組で若手女優が出演した際の態度に触れました。
広瀬:「ちょっと謙虚になったほうがいいってことでしょうか? でも、この2人からは、やっぱり何かに対する“媚び”を感じます。女の人って、それをすごく見抜く。女って、生きているだけで“媚びたほうが楽”と思いながらも“でも、媚びたくない”の葛藤。当たり前に媚びて、いい思いをしている女に対するイラ立ちはあるんだと思いますね」
と土屋&広瀬は同性の嫉妬を買ってしまう”媚び”を見せると指摘しています。
続けて、おおたわさんは、2人の外見についても分析しています。
おおたわ:「土屋さんや広瀬さんのような黒髪ストレートヘアで、目がキリッとしたタイプは、昔からCM多い。目につくので、どうしても名前が挙がりやすいんでしょう」
一方、有村&永野は髪質が柔らかく、茶髪でふわっとカールしているイメージだと話すおおたわさん。そのため、この4人は対照的にイメージが分かれていると指摘しています。
おおたわ:「土屋さんらがモノトーンでシャープなイメージだったら、有村さんらはパステルで柔らか。だから、嫌われにくいのかも?」
完璧すぎない可愛げが好感度の秘訣
しかし、『好きな女性芸能人』2位の北川景子さんや、7位の米倉涼子さんはシャープな印象があります。これについて、おおたわさんはこう話しています。
おおたわ:「ある程度、年齢を重ねたらそれでOK。でも若いのに完成度が高く、このシャープさを持っていると嫌われやすい。若いうちはもっと柔軟で、ナヨナヨした感じもあったほうが好かれる。それを“可愛げ”というんだと思いますけど」
未完成で可愛げのあるほうが「応援したい!」という気持ちを掻き立てられるわけですね…
おおたわ:「すごく美人でも、本当に取るに足らない欠点が1個くらいあると、安心ですよね。嫌われない。例えば、9位の水卜麻美アナは可愛いけどちょっと太ってる、みたいな」
つまり、完璧すぎない美しさが好印象を持たれやすいようです。強いて言えば、有村さんは少しばかりエラが張っていて、永野さんはわずかに鼻が大きいという欠点があります。
おおたわ:「そんなのご飯粒つけている以下(の欠点)ですが、みんなが安心するんだと思います。とはいえ“嫌いな女”にランクインしたところで、土屋さんも広瀬さんも、まぎれもない人気者。痛くもかゆくもないと思いますけどね(笑)」
やはり、これからの伸びしろが期待されている若手女優にとっては、好感度などあまり関係ないばかりか、”それほど注目を浴びている”ということなのかもしれません。