2012年放送されたバラエティ番組にて出演し、見た人々の衝撃をさらった「扇風機おばさん」こと、韓国人の女性「ハン・ヘギョン」さん。彼女は整形大国と呼ばれる韓国で、美に固執しすぎるあまり、100回以上に渡る無謀な整形を繰り返した結果、顔が膨れ上がってしまった見た目から「扇風機おばさん」と呼ばれるようになりました。しかしそんな彼女は2018年に死去していたのです…。一体何があったのでしょうか?
顔が腫れ上がり命の危機に
ヘギョンさんは美に固執しすぎるあまり、100回以上にも渡る強引な美容整形を繰り返した結果、「扇風機で煽られたかのような巨大で醜い顔」に変貌し、韓国で「扇風機おばさん」と呼ばれ有名になってしまいました。
こちらの写真は、彼女の本来の顔です。昔は美人歌手として活動しており、その容姿は人が羨むほどの美貌だったようです。たしかに、どうみても美人にしか見えませんよね。しかし、ヘギョンさんは自身の美貌に納得しておらず、整形に手を出しはじめます。
しかし、一度では満足できず、何度も整形を繰り返すうちに整形の費用が底をつき、なんと正規の医者ではなく闇医者に整形を頼むようになるのです。
そこでヘギョンさんは騙されて、工業用のシリコンを注入されたり、シリコン注入の手術の費用が無くなると、今度はなんと自らで、食用油を代用して顔に注射するなど無謀な”整形”はエスカレートし、それを繰り返しはじめてしまったのです…。その結果、人間とは思えない醜い顔になり、顔が腫れ上がってしまったヘギョンさん。
その後、韓国ではヘギョンさんのテレビ特集が放送され、番組をみた視聴者たちが同情し、多くの人が治療に当てて欲しいと、ヘギョンさんへ多額の寄付がなされたのです。その寄付金のお陰で、ヘギョンさんは治療を開始、2004年に韓国国内の病院で17度にも及ぶ異物除去の出術を受けることができました。
しかし、彼女の体は、刻一刻と生命の危機に蝕まれていました…
生命の危機を救った某有名クリニック院長!
17回の手術により膨れ上がった顔は小さくなっていきましたが、韓国国内では完全に取り除く手術が出来ませんでした。韓国の病院の技術力では、頭部に溜まった工業用シリコンの除去ができなかったため、それによる視野の低下と失明の危機に直面していました。そして、生命の危険があったことから日本での手術を受けることになります。その時、彼女の手術を受けたのが、美容整形外科の第一人者の高須クリニック・高須克弥院長だったのです。
扇風機おばさんの為に立ち上がる!
高須院長によると、ヘギョンさんは頭部の皮が腐ってしまい、生きながらにミイラ化してしまう恐れがあったため大手術をすぐに敢行しました。そして高須院長により、へギョンさんは大手術の末に、やっと「扇風機おばさん」を脱することができ生命の危機を免れたのです。
こちらの写真は、高須院長の手術を受けたヘギョンさんの写真です。冒頭の写真よりもかなり腫れが、おさまっている様にみえます。元来の美貌とまでは到底及ばないものの、「扇風機おばさん」と呼ばれた頃よりはすっきりとした状態になりました。
そして驚いたことに、ヘギョンさんの頭部に溜まっていた異物の正体は、ラジコンなどに使われる工業用のギアオイルだったのです!これは、闇医者の恐ろしさを物語るものですね…。
突然の訃報、原因は今も…
手術後から大きく見た目の変化はないものの、その後は韓国へ戻り、オシャレにも気を使えるような精神的余裕も出てきたヘギョンさん。教会内の売店でボランティアとしても働いていることが当時、明かされていました。そして何より、高須院長らの医療チームの腕前が良かったため、後遺症もなく快適に生活ができていたようです。
髪型も楽しめるほどの余裕が生まれたようで、着実に自信を取り戻しつつありました。しかし、その後、昨年2018年12月15日に亡くなったことが報道されました…。年齢は57歳でした。詳しい死因は明らかにされていませんが、ネットでは「整形の後遺症」または、「自さつ」で亡くなったと噂されています。
まとめ
おそらく、ヘギョンさんは醜形恐怖症だったのではないかとネットでは囁かれています。自分が「醜い」「酷い」とコンプレックスを持ち、それを異常だと思ってしまう、心の病気と言われています。整形を繰り返し、扇風機おばさんと呼ばれ、顔に油を注入した為に、壮絶な人生を送ってきたヘギョンさん。57歳という短い人生でしたが、ヘギョンさんにとっては大変なことの方が多かったのではと感じますが、次の人生はどうか幸せになってほしいですね。