毎年、成人式やカウントダウンなど大きなお祝いごとがあるたびに飛び込みが問題になっている大阪の道頓堀川ですが、4月30日、令和への改元を祝おうと大阪・戎橋から道頓堀川に飛び込もうとした男性が、道頓堀川を運航する観光船「とんぼりリバークルーズ」に激突するという事故が発生しました。
今回、事故が発生したのは大阪の道頓堀川で、戎橋から道頓堀川に向かって飛び降りようとした男性が、道頓堀をクルーズする、”とんぼりリバークルーズ船”に激突しました。毎年飛び込みが問題になっているため、このような事故を避けるためにW杯や阪神優勝など、戎橋に人が集まるような場合には、運営会社と大阪府警などが協議して営業時間を変更したり、営業を取りやめたりするなど対策をしているそうですが、今回はまだ改元まで時間があったことから対策はされていなかったといいます。
運営会社のとんぼりリバークルーズによると、男性が落下してきたのは前方甲板部で、そこには当時、偶然緩衝用のタイヤが積まれていたと言い、それがクッションになり大事には至らなかったことが不幸中の幸いだったと言います。
これに対し、大阪市長の松井一郎さんは、以下のように語っています。「大勢の皆さんが令和時代の幕開けを祝いたいのは、重々承知していますが、戎橋での危険行為は止めてください。皆さんがケガをしたり命に関わる事態となれば、大勢の皆さんが悲しみます。」
また運営会社側も「船の上に人が落ちてくること自体初めてですし、想定外です」と困惑しつつ、「今回の事故を受け、あらためて注意策を検討しなくてはならないと感じています」と話しているといいます。
また、道頓堀川への飛び込みについては「再三注意されてきましたが、メディアが取り上げたりするので、目立とうとする人が後を絶ちません。本当に危険なのでやめてほしいです。今回はクルーズに乗船していたお客さまにも船にも被害はありませんでしたが、現在警察に事故状況を報告するため準備を進めています」と語り、注意を呼びかけました。
またネットでは、以下のようなコメントが寄せらています。
「令和最初の不快感」
「平成に帰れ」
「頭打ってたら普通に亡くなってる可能性もありますね… でも船に乗られてる方々に当たってなくて良かったです…」
「牢屋に飛び込んで欲しいですね」
「船先だからこれだけで済んだが、数秒遅ければ乗客達に落ちていた。操縦士に落ちていれば船はコントロールを失い大惨事になっていただろう。テロとも呼べる軽薄者の行動だ」
毎年危険視され、批判が集まっているにもかかわらず、飛び込む人が後をたたない道頓堀ですが、過去には死亡者もでており大変危険な行為なので、ぜひやめていただきたいですね。