今や国民的パフォーマンスグループとなったEXILE。
人気に伴い、さまざまな派生グループも生まれているため、「なんだかよくわからないグループ」という印象があることも事実ですよね。
その中でも、ひときわ異色を放つ劇団EXILEについて調べてみました。
■劇団EXILEとは
劇団EXILEと他の派生グループの違いは、その名の通り、歌やダンス中心ではなく、演劇を中心とした活動を行っていること。
劇団EXILEのゼネラルプロデューサーはEXILEのHIROさんです。
HIROさんはこれまでのミュージックシーンにとどまらず、劇団を創設して活動の場を広げました。
HIROさんが代表を務める所属事務所、LDHの3つのテーマ「Love」「Dream」「Happiness」を演劇を通して伝えるという、EXILEの活動の中でも大切なミッションを担っています。
■劇団EXILEのメンバーは?
劇団EXILEのメンバーは、固定式ではなく入れ替わり式となっていて、オーディションを行いながらメンバーを選抜しています。
他のLDHのグループでの活動と並行して活動しているメンバーもいて、その個性は実にさまざま。
現在は9人で活動していると言われていますが、オーディションは随時行われているため、メンバーの入れ替わりが激しい劇団と言えるでしょう。
■劇団EXILEには宝塚のような「組」がある!?
劇団EXILEという言葉を聞いたことがある人でも、その内部の組織図まで知っている人は多くないかもしれません。
劇団EXILEでは、宝塚のように「組」が編成されているという噂がありますが、本当なのでしょうか?
調べてみると、確かに過去には「華組」「風組」「響組」という3つのグループに加え、2015年には「松組」が存在していたことが判明。
ですが、現在では、華組と風組は統合されており、響組についての後続の情報は見聞きすることがありません。
松組はEXILEの松井利夫さんが旗揚げした組で、現在でも舞台を中心とした総合エンタテインメントを展開しています。
■「就職先にEXILE」はあり?
芸能界に入ると聞くと、それだけでたいそう大変なことのように考えられていた時代も昔のこと。
現在では芸能界の門戸も広くなってきているような印象を受けますが、冗談めいた話で最近よく耳にする「EXILEに就職しようかな」という突飛な就職活動も、あながち絵空事ではない気もします。
というのも、劇団EXILEのメンバーはオーディションで選ばれる上に、特定のレコード会社や芸能プロダクションに所属していない、いわば一般人を求めているとされ、応募資格は5歳~25歳。
オーディションの開催地も、北は札幌、南は宮崎と、全国各地となっており、松山や福島など、地方都市で開催されることも魅力ですね。
また、オーディションに受かっても、芸能学校に入るのとは意味が違うので、入会金や年会費、レッスン料はかかりません。
必要なのは交通費くらいなもの。
それから合宿が始まり、研究生となり、劇団EXILEへの所属が決まるという流れになります。
なんだかものすごく長い道のりで、やっぱりEXILEに就職って無理なんじゃ…… と思う人も多いかもしれませんが、一般企業でも新入社員から重役に上がるまでは何十年もかかります。
確かに成功する確率としては高くないかもしれませんが、絶対無理!とは言えない選択肢かもしれませんね。
■まとめ
劇団の舞台と聞くと、なんだか小難しそうと考える人もいるかもしれませんが、劇団EXILEはその敷居の高さをも取り払い、多くの人が彼らの演劇を楽しんでいます。
着実に実績を重ねてきている劇団EXILEから、これからも目が離せませんね。