日本マイクロソフトが今年驚きの働き方改革に乗り出しました。8月の全ての金曜日(2日、9日、16日、23日、30日)を休業日にするという「週休3日」に取り組む「ワークライフチョイス チャレンジ2019夏」を8月に実施します。正社員には特別有給休暇を付与し、全オフィスを閉めきるということです。
働き方改革が進む日本企業
最近、YAHOO!のように週休3日制度を打ち出す企業が出てきていますが、育児や介護で必要な社員を対象にしたケースが多い中、日本マイクロソフトのような大手企業が全社員を対象に取り組むのは珍しいケースになります。
もともと、日本マイクロソフトは働き方改革に早くから取り組んでいる企業として知られています。さらに、同社が掲げる基本理連「ワークライフチョイス」は、「社員が仕事(ワーク)や生活(ライフ)の事情や状況に応じた多様で柔軟な働き方を、自らがチョイス(選択)できる環境を目指すもの」だとのことです。
そのため、今回の週休3日制は、この「ワークライフチョイス」に基づき、全社員が「短い時間で働き、よく休み、よく学ぶ」ことにチャレンジし、生産性や創造性の向上を目指す取り組みです。これに加え、社員支援プログラムも導入するとのことで、期間中に取り組んだ自己啓発やボランティア活動にかかった費用のほか、家族旅行やレジャーの費用の補助も実施するそうです。こうした取り組みは効果測定し、実践後にその結果を公表していく予定だそうです。なんとも羨ましい改革ですね….
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今、入りたい会社ランキングTOP25
企業の社員のためにより良い環境作りを目指す風潮が強まってきている中、今月3日に、「今、入りたい会社ランキングTOP25」が発表されました。このランキングは、ビジネスに特化したSNSで有名な「LinkedIn」(リンクトイン)が発表したもので、SNS上の実際のユーザーの行動などから抽出しているのが特徴です。このランキングには外資系大手を含むIT関連企業が多く入る結果となりました。
ランクインする条件とは
まず、LinkedInとはビジネス上のつながりを深めるために運営されたSNSで、日本在住のユーザーは約220万人(2019年1月時点)に登ります。ユーザーが実名と所属企業を登録しているほか、さまざまな企業が公開している求人情報を閲覧したり、エントリーすることもできます。
今回のランキングは、こうしたLinkedInを利用しているユーザーの行動を、「求人への関心度」「企業への興味」「社員に対する注目度」「社員の定着率」などに着目して分析した結果に基づいています。対象期間は2019年1月末までの1年間の集計データによるものです。
ランキング結果の紹介
1位は「Amazon.com」、2位はGoogleの親会社「Alphabet」(アルファベット)と外資大手2社が入りましたが、3位に「楽天」がランクインしています。トップ3をIT関連企業が占めており、時代のIT化に伴った結果とも言えるでしょう。また、ランキングからはリンクトインと、リンクトイン親会社のマイクロソフトは除外しているとのことです。
《第25位〜第11位》
25.アースト・アンド・ヤング
24.タタ・コンサルタンシー・サービシス
23.モルガン・スタンレー
22.NEC
21.ノバルティスファーマ
20.サイバーエージェント
19.YAHOO!
18.日産自動車
17.デル・テクノロジーズ
16.PwC
15.デロイトトーマツコンサルティング
14.Apple
13.ゴールドマン・サックス
12.武田薬品工業
11.LINE
《第10位〜第6位》
10.シスコシステムズ
9.アクセンチュア
8.ジョンソン・エンド・ジョンソン
7.SAP
6.IBM
《第5位》
セールスフォース・ドットコムとは、米国カリフォルニア州に本社を置き、顧客関係管理ソリューションを中心としたクラウドコンピューティング・サービスの提供をしている会社。ビジネスアプリケーションおよびクラウドプラットフォームをインターネット経由で提供しています。1999年3月に、マーク・ベニオフにより設立されました。
《第4位》
オラクルは、アメリカ合衆国カリフォルニア州に本拠を置き、民間法人や公的機関を対象とするビジネス用途に特化したソフトウェア会社です。
《第3位》
楽天株式会社は、インターネットサービスを展開する日本のIT企業です。 創業時はECモールを中心とした事業体でしたが、現在はオンライン株式販売やクレジットカード等の金利・手数料収入がグループ営業利益の過半数を占めるオンライン金融事業者でもあります。
《第2位》
Alphabet Inc.
は、2015年にGoogle Inc.およびグループ企業の持株会社として設立された、アメリカの多国籍コングロマリットです。 本拠地はカリフォルニアに置かれ、Google Inc.
の共同設立者であるラリー・ペイジおよびセルゲイ・ブリンが、それぞれCEOおよび社長に就任しています。《第1位》
Amazon.com, Inc.は、アメリカ合衆国・ワシントン州シアトルに本拠を構えるECサイト、Webサービス会社です。アレクサ・インターネット、A9.com、Internet Movie Database などを保有していて、アメリカ合衆国の主要なIT企業です。